「子どもには、ブルーライトカット眼鏡を使わないで!」眼科医の注意喚起に「ええっ、そうなの?!」
「もう広がってきていると思いますが、子どもへのブルーライトカット眼鏡の使用は悪い影響を与える可能性すらあるので、買うときは普通のレンズで大丈夫です」
ドクターK@眼科医パパさん(@doctorK1991)によるX(旧Twitter)への投稿が話題となりました。この投稿では、公益社団法人 日本眼科医会による「小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見(※1)」も紹介されています。
2025年7月24日 7時5分 まいどなニュース
知らないとは恐ろしいこと
「いやいや、聞いたことないよ」「ええっ、そうなの?!」「子どもにダメなら、大人もなんか影響ありそう。。。」「メガネ屋にその情報が伝わってないのかな」
「可視光範囲でカットするんだから、四六時中つけてたら特に子どもは色感覚普通におかしくなりそうだし、色覚の成長に影響しそう」きっと皆さんの感想も同様なのではないかと思いますが、ネットでの反応も同様のようでした。
さらに眼鏡屋さんに勤められている方の書き込みでも、「日本眼科学会で子どもへのブルーライトカット眼鏡って推奨されてないんですよ」「これ、本当にそうなんだけど、ブルーライトカット=万人にいい!というイメージのお客さんまだ多い」と書かれていました。
もしかすると現役の小学生がいらっしゃるご家庭などでは、すでに情報が共有されているのかもしれませんが、高齢者家庭には少なくとも情報が届いていませんでした。
ブルーライトは発育に必要
記事にあったのは、「小児にブルーライトカット眼鏡の装用を推奨する根拠はなく、むしろブルーライトカット眼鏡装用は発育に悪影響を与えかねません。偏りのない情報と充分な科学的根拠に基づいて、小児の目の健康を守って頂くことを願います(※1から引用)」と、さまざまな科学的根拠を説明しています。
そういえば、私の老眼鏡や遠近両用メガネも、確かブルーライトカットが謳われていたレンズだったように思います。
ブルーライト=悪ではなく、体内時計の調整に必要
ーーブルーライトは「網膜に届きやすいからカットしたほうがいい」と、悪者扱いにしていました!
「必ずしも『届く=悪い』ではありません。ブルーライトは可視光線の一部であり、太陽光や電球から出る光に含まれています。昼間のブルーライトは体内時計の調整や覚醒に役立つため、一律にカットすべきとは限りません。ただし、夜間はカットした方がよいケースが多いです。そのため、デジタル機器から発せられるブルーライトをカットすることが良いと広まったのだと思います」ということのようです。
ーー子どもにとって、ブルーライトカット眼鏡をつけると、どういう影響があると想定されるのでしょうか?
「『小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見(※1)』では、『小児にとって太陽光は、心身の発育に好影響を与えるものです。なかでも十分な太陽光を浴びない場合、小児の近視進行のリスクが高まります。ブルーライトカット眼鏡の装用は、ブルーライトの曝露自体よりも有害である可能性が否定できません』と書かれています」とのこと。
ーーでは、子どもはもちろん大人も、ブルーライトはある程度、浴びた方が良いということでしょうか?
「はい。大人も朝~昼にブルーライトを適度に浴びることで、概日リズムが整い睡眠の質が良くなると言われています。ただし、夜間の浴びすぎは睡眠に悪影響を与える可能性があるため、時間帯がポイントです。睡眠の1~2時間前からは浴びない方がいいですね」とも書かれていました。
正確な情報が大切
記事にもありました通り、ブルーライトを浴びすぎることで体内時計が狂うこともあれば、ブルーライトをカットしてしまうことで狂うということもあるということです。これはまだまだ知らない人も多いように思いますので、お子さんのいるご家庭に伝わると良いですね。
このような記事もまた、ネット上にある情報は正しいものもあれば、誤ったものもあるということで、取り扱いには気を付けたいものです。
正確な情報で判断すれば、住まいはRC住宅に行き着くと思います。