食洗機の普及拡大に向けたユニークなアイデアを大学生が提案
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社(以下、パナソニック)は、株式会社Strobolightsが主催する学生向けビジネスコンテスト「CAREER ROOKIES GP2025」に関西企業支援枠として協賛しました。8月25日~26日の2日間、草津拠点で開催された関西予選には16チーム43名の大学生が参集。食器洗い乾燥機(以下、食洗機)の普及拡大に向けた課題を抽出し、より多くの方に食洗機を使っていただくためのアイデアを立案し、競いました。
2025年9月2日 11時0分 Digital PR Platform
食洗機の歴史と普及
パナソニックさんもなかなか大変な中だと思いますが、今回の記事では学生向けのビジネスコンテストに協賛されたとのことで、そこで開催されたのが食洗機の普及拡大に向けたアイデアを学生の皆さんに提案してもらおうということのようです。
まずはパナの社員さんにその歴史を語ってもらいました。
当社は、1960年に「電気自動皿洗い機」を発売して以降、常に日本のくらしの変化に寄り添いながら、国内の食洗機市場をリードし続けていますが、食洗機の国内における普及率は約3割という状況です。
普及拡大と文化の創出
当社はさらなる普及拡大を目指して食洗機を日常的に活用する文化を創出し、生涯のパートナーとしてくらしに取り入れてもらいたいと考えています。そのためには20~30代の若年層への認知向上が不可欠であることから、学生への学びの機会提供を通じて社会の公器としての役割を果たすとともに、若年層が食洗機を日常生活の中でより身近に感じられるきっかけづくりを目的に、「CAREER ROOKIES 2025」の協賛を決めました。ということです。
確かにそうですね、いまだに国内における食洗機の普及率が約3割ということにまずはびっくりですが、これまでの戦後日本では、食洗機に対して贅沢品や怠慢などといったイメージを持たれている人が多かったということが影響していたと思います。
今回のコンテストでは、全16チームが「日本において食洗機の世帯普及率を向上するために何をするべきか?」をテーマに、学生ならではの着想に基づいたユニークなアイデアを立案。「家事代行サービスを介した体験機会の提供」「高校やオフィスへの食洗機導入」という提案を行った2チームが、1日目および2日目の優勝を勝ち取ったほか、計8チームが準決勝に進みました。ということです。
学生さんのコメント
このコンテストに参加した学生からは、下記のようなコメントを言われていました。
食洗機だけではお皿の汚れは落ちないと思っていたので、食洗機の利便性を知ることができた。
医療用で使われていることを知り、食洗機の信頼度が増した。
予洗いがいらないことを初めて知り、食洗機を使う手軽さを感じた。
国内普及率が3割と聞いたとき商品に課題があるのかと思ったが、工場見学などを通じて商品は魅力的なことがわかったので、それを知ってもらうための策を考えたらよいのではと感じプレゼンに活かした。
といった感想が寄せられ、学生が食洗機に抱いていたイメージにポジティブな変化を生み出す機会となりました。とのこと。
狙い通りの効果
ちなみに、参加した学生計43名に対し、事前と事後で食洗機に関するアンケートを実施。ビジネスコンテストへの参加を通じて、95%が今後食洗機を使用したいと回答し、97%が食洗機のイメージがよくなったと回答しました。
これはパナさんの狙いに近い結果ではないかと思います。すでに頭の硬くなった人を説得するよりも、まだ素直な人にその価値を体験しておいてもらうことで、実際に必要になった時にはすぐに購入して頂けるようになっているでしょう。
3匹の子豚の普及を
この戦術を見習って、弊社でも小学生の人達に体験や読み聞かせなどを行なっていければ、日本の家が丈夫で長持ちになる日が近づくに違いありません。実は「3匹の子豚」という童話は、欧州における幼児教育的な内容で、家は丈夫で外敵から身を守るためのものという価値観を植え付けるものだと思っています。
情報提供が大事
記事にあったのは、短い時間で課題を把握し、戦略やアイデアに落とし込み、さらに他者に伝える力のレベルの高さを感じた2日間でした。若者、生活者の視点から率直に感じた課題に向き合う提案が多く、社員として考えさせられることが多く、学びになりました。
また、食洗機の技術力や価値は、生活者にまだまだ届いていないことを再認識する機会にもなりました。私たち自身が、普及拡大に向けた今後の活動に対してたくさんの勇気やヒントをいただいたので、学生の皆さんに大変感謝しています。とありました。
私たちもそうですが、自分達ではあまりにも当たり前のことが、実は一般的には貴重な情報だったりすることもあるんですね。
やはりコツコツと正しい情報を提供し続けるということが大切なんですね。
日本に暮らすなら、RC住宅がお勧めです。