衣替えも布団の出し入れもポイントは同じで「来年も使うか?」。整理収納アドバイザー「使うと決めたらあとは<湿気をためない・逃がす>ひと工夫を」
着なくなった服を押しこんだクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。
2025年10月24日 12時30分 婦人公論.jp
季節が急に変わる
ここ1週間で季節が急に変わった感じですが、皆さん対策はお済みでしょうか。
我が家では晴れ間を狙って毛布を干したり、エアコンのフィルターを洗ったりしていましたが、衣類に関してはまだ手を付けられていません。
きっとこの週末には衣替えを行おうと予定をされていた方も多いのではないでしょうか。ちょっと天候が怪しいですが、出来ることから手を付けられると良いと思います。
基準は「来年も使う?」
さて、今日の記事にあったのは、「衣替え」における実践的なテクニックをご紹介したいと思います。ということでしたので、参考にしてみましょう。
まずは何より、これからしばらく出番のない<夏の名残のもの>の片づけから考えてみましょう。たとえば、夏に履いたサンダルはこのタイミングでお手入れを。傷みがあるものは処分を。他にもケアすべきは夏用のかごバッグ、UV手袋、サングラス、夏用アクセサリー、水着、扇風機、ハンディファン、虫よけ、レジャーシート…などになるでしょうか。
これらの夏の名残のものをしまう際のポイントは、いずれも「なんとなくしまわない」ということにあります。「来年も使う?」を基準に残すか、手放すかを判断するようにしてください。とのこと。
そう、これをしないからモノが増えていってしまうんですね。おおよそシーズンモノは次のシーズンに使えない場合の方が多いようにも思いますので、定番意外は処分になりそうです。
暮らしの習慣と服の整理
記事にも書かれていましたが、最近は、「そもそも衣替えをしない」と話す方もいるようですが、衣替えはただ服を入れ替えるだけではなく、“暮らしを整える習慣”。服の見直しやお手入れをする意味で、大事なイベントです。なんですね。
となれば、服についてもサンダル類と同様、まず来シーズン着ないようなモノをチェック。着ない服を来シーズンまで残していては場所の無駄になりますから、このタイミングで、可能な限り処分を。そのまま服を入れ替えるのではなく、まず「着ない服を手放す」を意識することが大切です。と書かれていました。
そして収納する場合は、一度でも着た服ならば必ず洗濯やクリーニングが必要ですね。ぱっと見、きれいだから大丈夫と思っても、夏場である以上、やはり汗をかいているもの。そうなれば、シミや虫食いの原因になってしまいます。
そしてぎゅうぎゅうに入れるとシワがつきやすく、においの原因になるだけでなく、虫食いのリスクも高まります。余裕をもって収納し、なるべく清潔に保つことで、来年使う際に気持ちよく取り出せるよう心がけましょう。とのことです。
タンス収納のポイント
記事ではタンスへしまう時のポイントも書かれていました。
ちなみにタンスにしまう際の防虫剤については必ず入れるようにしています。基本的に防虫剤の成分は空気より重く、下に広がるものが多いそうなので、置く場所は一番上に。そのうえで、防虫剤は違う種類を混ぜないこと。効果は半年から1年で、古い防虫剤は効き目がなくなるそうなので、定期的に入れ替えましょう。
寝具のコツ
最後に寝具です。この季節は冬用の毛布や布団を用意するタイミングでもあります。そこで、布団の入れ替えと収納のコツを4つご紹介します。
(1)布団をしまう前にすること
布団をしまう準備として、特に夏は汗や皮脂が思っている以上に布団に染み込んでいます。晴れた日にお洗濯をし、しっかり乾かしてから収納するように心がけましょう。
(2) 収納する時のコツ
いざ、押し入れやクローゼットに入れるとなったらさらにひと工夫。押し入れの下段は湿気がこもりやすいので、なるべく布団は上段にしまいましょう。
(3)圧縮袋の注意点
片づけ講座の方からも、「圧縮袋ってどうなんでしょうか?」という疑問をよくいただきます。
羽毛布団のような天然のものの場合、ふっくら感がなくなる恐れがあるため、圧縮には適しません。ポリエステルなどの化繊類は、短期間(半年程度)ならOKと言われています。それでも長期間になると繊維がつぶれてしまうので注意しましょう。圧縮袋を使用する際も、空気を抜きすぎるのではなく、ややふんわり感を残すのがコツ。
4)使う前に
出す時にも以下のひと手間を。使った際の気持ちよさが変わります。
・晴れた日に陰干しして湿気を飛ばす。
・カバー・シーツも洗って清潔に。
・使い終わった防虫剤が残っていたら、処分したり、新しいものに交換。
如何だったでしょうか、少しの手間で快適に次の季節が迎えられるといいですね。
まとめ
記事に書かれていたまとめでは、最後にまとめると、衣替えや布団の入れ替えでは「湿気をためない・逃がす」が大切ということになります。ですので、このタイミングに限らず
・除湿剤やすのこを活用して湿気を逃がす
・押し入れやクローゼットの戸を定期的に開け、空気を入れ替える
・衣服や布団を詰めすぎずに“風の通り道”をつくる
といった点も普段から気を付けると、よりよいのではないでしょうか。とありました。
ここで間違えないようにして欲しいのですが、窓を開けての換気では想像しているような都合の良い換気は出来ません。必ず機械による換気とサーキュレーターなどによる通風を行うようにしましょう。
快適で安全な暮らしには正しい使い方が必要です。





