Q. 「扇風機に長時間当たっていると、低体温症で死ぬことがある」って本当?【医師が回答】
Q. 「扇風機の風に長時間当たり続けていると、低体温症になって死んでしまうことがあると聞きました。エアコンよりも体に優しいと思っていたので、一晩中つけっぱなしにして眠ることもあります。危険でしょうか? すぐにやめたほうがよいですか?」
2026年7月24日 20時45分 All About
都市伝説と回答
ちょっと恐ろしい都市伝説ですが、風を当てて暑さをしのぐという原始的な方法でも、それが度を過ぎると、健康的ではないように思いますし、個人的には風に当たると意外と疲れると思っています。
記事にあった医師の回答は以下の通りです。
A. 低体温症での死亡は考えにくいですが、使い方には少し注意が必要です
かつて「Fan Death(扇風機死)」と呼ばれる都市伝説が話題になったことがあります。「寝ている間に扇風機をつけっぱなしにすると、低体温症になり死亡する」という話です。
しかし、日本の夏は湿度が高いため、皮膚表面の熱が気化熱で奪われにくい傾向があります。扇風機の風だけで、体温が危険なレベルまで下がることは通常は考えにくいです。仮に風による冷気で皮膚温が一時的に下がったとしても、健康な成人の深部体温が命に関わるほど下がることは、現実的にはないと考えてよいでしょう。とのこと。
まずは都市伝説の信憑性を確認出来て良かったですね。扇風機が直接死につながることは無いということです。
健康のために
しかしながら、記事では健康のためには注意が必要と言われていました。「お風呂上がりに扇風機に当たりながらビールを飲んでいた人が、突然亡くなってしまったらしい」といった話を耳にすることがあるかもしれません。これは扇風機そのものが原因ではないものの、医学的に十分にありえる危険なケースです。
入浴による血圧低下、飲酒による脱水や不整脈のリスク、そこに扇風機による体の冷えが重なることで起こる、いわば「夏の死のトライアングル」と呼ぶべき状況です。こうした条件が重なると、「不整脈→意識消失→心停止」や「脱水→血液ドロドロ→脳梗塞」など、命に関わる急変が起きてもおかしくない状態ができあがってしまいます。ということです。
夏は海や川など水辺での事故も増えますが、その要因も上記と同様の条件が揃った場合が多いようですので、暑さ対策を行う際には十分ご注意ください。
使い方のポイント
記事にあったのは、健康的に使うためには、以下のポイントを守っていただければと思います。
・扇風機の風は体に直接当て続けず、部屋の空気を循環させるように使う
・タイマー設定(1~2時間)や首振りモードを活用し、冷え過ぎを防ぐ
・室温26~28度、湿度50~60%を目安に、エアコンとの併用も検討する
・特に入浴後の飲酒時などは、忘れずに水分補給を行う
ということが書かれていました。
もしエアコンをお持ちでない方で、扇風機に頼らざるを得ないという場合は、上記を参考にして頂ければと思いますが、ここからは命を守る上でも非常に危険ですので、何とかエアコンのあるお部屋に避難することをお考えください。
一般のご家庭では、エアコンで冷やした空気をお部屋の中で循環させる、この役割が扇風機に与えられた仕事と思ってご使用ください。
日本の夏は危険です。しっかりと冷やして安眠出来る環境が大切です。






