「階段下の収納」使いづらいのはなぜ?片づけ上手が実践している、デッドスペースの攻略法
階段下は、うっかりものをつめ込んでしまいがちな場所。しかしこのスペースの使い方次第で、暮らしの“整い具合”が大きく変わってきます。今回は、ESSEフレンズエディターで住宅デザイナーの御園生梓さんが、階段下収納の工夫と、これから家づくりをする人に向けた設計のポイントをご紹介します。
2025年10月31日 16時0分 ESSE-online
階段下の収納
なんとなく、階段下の収納と聞くと昭和の建売住宅のイメージなのですが、その使われ方もおおよそ必要のないものが放り込まれていたり、備蓄用の消耗品が入っているケースが多いように思います。
そんな階段下ですが、最近は何がなんでも収納ということではなく、他の用途を考えるなど使い方が多様化していますね。記事でも工夫やポイントを紹介されていました。
使いにくいを上手に
記事によれば、階段下は、斜めの天井や変則的な奥行きという特徴から「使いにくい」と感じる方が多い場所。でもじつは、この“クセのある形状”を味方につけることが、片づけ上手への第一歩です。
たとえば、奥行きのある階段下にそのままものをつめ込んでしまうと、奥にしまったものが取り出せず、結局“死蔵品”に…。これを防ぐには、スチールラックなどを活用して棚をつくり、手前から奥まで見渡せるような仕組みづくりがおすすめです。
また、天井が低い部分は、ものをしゃがんで取り出す必要があります。このような場所には防災用品や季節家電など、「使用頻度が低いもの」「高さが必要ないもの」専用のスペースにすると使いやすさが格段にアップ。階段下の形に合わせた収納アイデアを取り入れることで、無理なく、しかもスマートにものが片づくようになります。と書かれていました。
とりあえず収納
さらに、階段下は「とりあえずここに入れておこう」とものを入れてしまいがち。これがいわゆる「とりあえず収納」です。
「とりあえず収納」というのは“つめて終わり”がほとんど。これが連続的に起こることで、結果的に階段下は活用しづらい空間に…。とも。
やはり階段下収納はとりあえず収納として使われているケースが多いようです。たとえば、よくあるのが「収納にしたけれど、結局うまく使いこなせない」という後悔。これは、階段下の形状と使いみちをあらかじめイメージしていなかったことが原因のひとつです。
アイデア空間
そこで最近は、
・ワークスペースや趣味部屋にする
・ペット用スペースにする
・子どもの秘密基地風プレイスペースにする
など、収納以外の使い方も人気。だということ。
階段下は「余った空間」ではなく、「暮らしをデザインできる空間」として設計するのが、これからのスタンダードになりつつあります。
なんとなく余っているから収納にしておこう、ということだけではなく、植栽やディスプレイスペース、書斎はもちろんアイデア次第で何にでも使える空間とすることが可能です。
ヌックの快適空間
そういえば3年くらい前に書いた記事を思い出しました。
当時の記事はこちら→子ども部屋とヌックの快適空間とか。
当時の記事では、こじんまりとした隠れ家のような居心地のよいスペースのことをさします。「DEN」を「趣味を楽しむ隠れ家」とするなら、「NOOK」は「家族が集う隠れ家」です。ヌックにはさまざまな活用方法があります。と書いていました。
そんな空間は本当にアイデア一つで何にでも使えるんですね。
読書コーナー
作業スペース
リラックススペース
キッズスペース
ペットスペースなど、
ヌックのサイズや形状、個々のニーズに応じてさまざまにカスタマイズすることができます。
さあ、階段下のスペースは如何しましょうか。お気軽にご相談ください。
 






