エアコンやストーブなどの暖房器具“使い始め”はココに注意【なるほどッ!】
「news every.」の森圭介キャスターが、ニュースの気になる情報をお伝えする「なるほどッ!」。29日のテーマは、「暖房器具 使い始めはココ注意」です。
今年は暑い日がずっと続き、最近、一気に寒くなりました。
こんなデータがあります。あるメーカーの全国のエアコン利用者の今月のエアコン(冷房)稼働率です。「どれくらいの人が10月に冷房を使っているのか?」というデータです。
2025年10月29日 20時51分 日テレNEWS NNN
長引く夏
季節の変わり目では、次の季節に向けた準備が必要ですが、いつもお話ししていますように近年は秋と春が短くなっていますので、この準備期間も短くなってしまっているということです。
皆さんお感じの通り、今年は暑い日がずっと続いていましたが、最近になって一気に寒くなりましたので、全く準備期間無しでステージのセットが変わった感じです。
記事にあったのは、こんなデータがあります。あるメーカーの全国のエアコン利用者の今月のエアコン(冷房)稼働率です。「どれくらいの人が10月に冷房を使っているのか?」というデータです。
10月5日以降、東京の気温は28℃超え、29℃超えの日もありました。10月の冷房稼働率は平年をずっと上回っていて、つまり冷房を長く使っていたということがわかります。とのこと。
このデータに異論はないと思います。実際に我が家でも数日前までは冷房を使っていました。
使い始めの注意点
ところが、29日の東京都心の最高気温は16.8℃と11月中旬並み。となると、こんな日から使いたくなるのが暖房です。実際にこの日から暖房を使い始めたというご家庭も多いと思います。そこで使い始めにはいろいろ注意点があるということです。
記事によれば、空調メーカーのダイキンは、エアコンの暖房の使い始め、つまり今の時期にしたほうがいいことをホームページにのせています。
それが、エアコンの「試運転」です。寒くなってから故障に気づくと、使いたいときに使えなくなってしまいます。「今」やっておくことが大事です。
正しい試運転
試運転の正しいやり方を、プロに聞きました。
1.最高温度に設定
運転モードを「暖房」にして、そのエアコンの最高温度に設定します。28℃から30℃くらいになるはずです。機種やメーカーによって違うことがあるので確認してください。その状態で10分程度、運転しましょう。その時間稼働させることで、きちんと暖かい風が出ていることを確認できるかが大事だそうです。
2.風・運転ランプを確認
風がきちんと出ているか、運転ランプが点滅しているなど異常を示していないか確認すること。点滅状態だと異常停止している場合があるので、説明書などを確認しましょう。
3.異臭や異音がしないか確認
異臭や異音がしないか確認します。フィルターがほこりで詰まっている場合も考えられます。
如何でしょうか、エアコンなどの家電製品は寿命もありますし、機械である以上突然の故障がある可能性もゼロではありませんので、やはり早めのテストが大切ですね。
試運転とお掃除
ここまで読んで、今月のエアコン冷房稼働率が高かったように「今月もずっと稼働させていたから大丈夫、試運転の必要はない」と思う人もいると思いますが、それでも試運転はやったほうがいいということです。
なぜかというと、冷房と暖房ではエアコンの働き方が全く違うからだといいます。そのため「暖房を使い始める前に試運転をする」と覚えておきましょう。
もしかすると私のように、すでに暖房を使ってしまったという人もいるかもしれませんが、そんな人も大丈夫です。“いきなり”使っても、正常に運転できていれば試運転の必要はないそうです。
ただ、フィルターにほこりがないか、室外機の周りにモノが置かれていないかは確認したほう方がいいといいます。
電気製品と加湿器も
記事では続いてストーブについても書かれていましたが、ここは割愛させていただきます。さすがに石油やガスを燃焼させるような暖房器具を使われている人はいらっしゃらないと思いたいです。
それでも、電気ストーブの場合は電源コードやプラグが変形していないかなどの確認を必ずしてください。また、ほこりをとるという注意点もあります。
最後に、暖房器具ではないものの、冬に使う機会が多いのが加湿器です。加湿器ももちろん使用前の確認とメンテナンスが必要です。加湿器肺炎にならないようくれぐれもご注意ください。こちらの詳細はまたの機会にお話ししましょう。
 






