地震が起きたらどうする!? 大学生150人に聞いてみた
ガクミカ取材班と西南学院大学のゼミによるコラボ企画が実現しました! 外国語学科の宮原哲教授のもとでコミュニケーション学を学ぶ4年生が「学生に読んでもらいたいコンテンツ」づくりを実践。自分たちでテーマを設定し、取材して記事を書く記者体験に挑戦しました。
2025年7月29日 16時0分 西日本新聞
大学生が考える防災
これはちょっと興味をそそる記事です。現役の大学生が自分たちで考え、記事を作ってくれたということですが、その内容が結構ショッキングなもので、これは周りの大人達がもっと動かなければいけないのではないかと思いました。
記事によれば、このうちチームAは「防災」をテーマに、防災意識アンケートや福岡市民防災センターへの取材、ライフラインが途絶えた状況での実験生活に取り組みました。「1人暮らし大学生の防災」について改めて考える機会になれば、うれしいです!というところからスタートされたようです。
しの「最近、ニュースで地震の話がまた出てたよね。みんな、防災してる?」
ひな「正直、あまりしてないかな。実家では非常食とか水はストックしているけど」
まりな「私も。なんとなく『福岡は災害が少ない』って安心感があるんだよね」
しの「熊本も長年なかったのに、2016年に大きな地震があったよね」
ひな「確かに。でも、防災って何から始めればいいか分からない」
まりな「防災の授業も大学ではあんまりないよね」
こんな日常会話から、大学生の防災意識に対する素朴な疑問が生まれました。備えは人ごとでは済まされません。そこで2025年6月、知人や友人など大学生約150人にアンケートしてみました。ということです。
ほとんどの学生が行動出来ていない
ここで明らかになったのは、アンケートでは「大学生になってから防災について意識し、行動を起こしたことがあるか」を尋ねました。「ある」は24%。7割を超える学生が、関心はあっても具体的な行動にまでは至っていない実情が分かりました。ということ。
記事にあったのは、行動した学生にその内容を尋ねたところ、「防災グッズや非常食の備蓄」「避難場所の確認」など身近な対策が多く見られました。印象的だったのは、簡易トイレや衛生用品、現金を入れた避難リュックを準備し、ローリングストックにも取り組む学生の声です。という一握りの学生がいたのは唯一の救いかもしれません。
行動できない理由
しかしながら、7割を超える学生では、下記のような回答があったということです。
防災について行動したことがない学生にも理由を尋ねました。まとめると、主に四つが浮かび上がってきました。
・情報不足(何を準備すればよいか分からない、避難場所が分からない…)
・経済的・時間的余裕のなさ(1人暮らしで備えられない…)
・危機感の希薄さ(なんとかなると思っている…)
・情報の伝達不足(大学や自治体からの情報が届いていない…)
今回のアンケートから、多くの学生が「関心はあっても何から始めればいいか分からない」状態であることが見えてきます。目立ったのは、災害時の必需品や避難所に関する知識不足です。と書かれていました。
行政や大人の問題
やはりこれらの結果からも、まだまだ行政機関を始めとする地域や周りの大人達が意識をして情報を発信しなければいけないように思います。
防災は災害が発生したときに必要なだけではありません。本来は災害が起きる前にできることが多くあります。備蓄や避難場所の確認などもそうですが、被害に遭わないために準備をしておくことが大切です。
気象情報と警戒レベル
次に大切なのは、防災気象情報と警戒レベルの確認。日本には多くの自然災害が発生しますが、そこで大切なのが正確な情報収集と判断ではないでしょうか。
その上で避難はいつ、どこにするかということが必要になりますが、防災の基本となるのは「自助」、自らの命は自らが守る意識を持ち、一人ひとりが自分の身の安全を守ることです。 特に災害が発生したときは、まず、自分が無事であることが最も重要なんですね。
ちなみに災害と言っても種類は様々です。地震、津波、火山、大雨、台風、土砂、竜巻、雪害などなど、さらにゲリラ豪雨や雷、火災、酷暑も災害とすれば、年間を通して危険がいっぱいなんです。
防災もまずは一歩が大事
記事にもありましたが、防災は特別なことではなく、日常の中にある小さな気づきや工夫から始められるものです。避難所の場所を確認する、モバイルバッテリーを持ち歩く、非常食を少しだけ備える…。そんな身近な一歩が、大きな備えにつながります。
私たち大学生の多くが「何をすればいいか分からない」と感じている今だからこそ、まずは自分にできる行動を見つけましょう。と書かれていました。
住まいの見直し
もしかすると、一定数の苦学生では相変わらず木造アパートや下宿に暮らされている方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで一人の大人からアドバイスをするとすれば、とにかくすぐにRC(鉄筋コンクリート)造のマンションに引越しをしてください。まずはこれが防災の第一歩です。どんな自然災害でも必ず安全を維持してくれるでしょう。
さらに災害時には、公営の避難所に行く必要がなく、自宅避難を続けられるということも非常に大きなメリットとなるでしょう。
日本にはRC住宅を選ぶ自由があります。是非ご検討ください。