「静かな贅沢」が住まいのトレンドに! ミニマルな高級空間の魅力とは
ファッション界で始まったトレンド「クワイエット・ラグジュアリー」が、住宅デザインにも影響を与えています。派手な装飾を排し、上質な素材とシンプルなデザインで真の豊かさを表現するのが特徴です。今回は「静かな贅沢」の住まいづくりが。なぜ富裕層を魅了するのかを解説します。
2025年11月10日 12時0分 マイナビニュース
静かな贅沢
ファッション通の方ですと数年前からその流れを認識されていたのかもしれませんが、ここに来て住宅のデザインにも影響が出てきたようだということです。
まずはそのキーワードと特徴を押さえておく必要がありそうですが、直訳すると「静かな贅沢」ということですね。派手なロゴや目立つ装飾でブランドを誇示するのではなく、あえて控えめなデザインの中で素材や仕立ての良さを楽しむファッションスタイルのことだそうです。
クワイエット・ラグジュアリーは、同じシンプルさを基盤としながらも、そこに「本物の上質さ」を加える点が大きな違いと言え、静かでありながら、決して凡庸ではない。さりげなくも確かな存在感を持つのが特徴だということです。
さらにトレンドを追いすぎるのは避けるようにして、流行のアイテムを毎年買い替えるのではなく、定番を長く愛用することが大切という考え方は、私たちの建築に対するスタンスと近いように思います。
なぜ高所得層は「控えめな高級感」を求めるのか?
記事によれば、「クワイエット・ラグジュアリー」とは、シンプルで穏やかな色彩を取り入れながらも、上質な豊かさが漂う空間です。質素な上質感が、多くの富裕層を魅了しています。とありました。
記事では、なぜ富裕層を魅了するのかを解説されていましたので、参考にさせて頂きましょう。
○最新の「スタイル」を追い続ける必要がないから
住宅や家具にも時代に応じたトレンドがあり、住まいづくりに関する新しいスタイルの提案なども含めて、いろいろなところから発信されてきます。ただ、そのスタイルをいくつも取り入れていくと、かえって住まいが混沌としてしまうことも。
際限のない最新情報を追うことに抵抗や疲労を感じている方々にとって、普遍性のある上質な空間を目指すクワイエット・ラグジュアリーは共感しやすいコンセプトなのです。
○他人目線よりも自分目線が重要だから
クワイエット・ラグジュアリーは誰かに自慢するためのものではありません。自分が感じる美しさ・豊かさ・落ち着きを優先する住まいづくりです。
他人からの承認ではなく自分の目線。目立たなくても心を乱すことなく過ごせる空間。多忙な仕事で疲れている富裕層にとって、プライベートで思う存分リラックスできる「居場所」は大変重要です。と書かれていました。
ここまでを拝見していますと、まさに弊社にご相談に来られる方達の思考に近いように感じましたし、RC住宅との親和性が非常に高いことも感じますね。
クワイエット・ラグジュアリーを実現する方法
次に記事ではどのように演出するのか、その方法が紹介されていました。思い切って部屋の雰囲気をガラッと変えたい場合、リノベーションをするのも1つの手です。静謐(せいひつ)で上質な空間を演出する方法を紹介します。
○色彩の統一感
クワイエット・ラグジュアリーの基本は、モノトーンや穏やかな色調で統一をすること。ホワイト・ライトグレー・ベージュなど、明るくも控えめな色彩でコーディネートします。
椅子・テーブル・ソファーといった各アイテムも、モノトーンなどで統一します。クラシカルなディテールなものを選ぶと、優雅で洗練されたムードに。
○「引き算」を重視
空間に物を詰め込みすぎないことも重要なポイントです。物が多いとごちゃごちゃした空間になり、長く目にしていると大きなストレスになります。
ミニマリストとまではいかないものの、空間を広く感じられるよう、あまり余計な物は置かないことが大切。収納スペースをうまく活用しましょう。
○照明による雰囲気づくり
部屋の色彩をモノトーンで統一すると、場合によっては冷たい印象になる可能性もあります。そこで照明をうまく活用して、空間を優しく包み込むようにするとよいでしょう。
照明で優しい空間にするには、間接照明をうまく活用します。フロアランプ、シーリングライト、ペンダントライトなど、部屋にあわせて組み合わせます。
ご不明な点は弊社設計士にご相談
如何でしょうか、そんなに難しいことではないかと思いますが、ちょっと気を抜くとすぐに雑多なものが増えて、いろんな色が入り込んでくるものですので、それなりに意識をしておく必要がありそうです。
最後に記事では上質感を出す「素材選び」の極意として、左官材料や無垢材も紹介されていました。やはりその材料選びもまた高品質につなげるにはとても重要なステップになりますね。
クワイエット・ラグジュアリー、そんなスタイルを実現したい、または少しでも近づけたいなら、是非弊社設計士までご相談ください。






