AI住宅ローン審査「0.7秒」の衝撃 – ローン申込者が対策できることは?
十六銀行などがAIによる住宅ローン審査システムを導入。従来は数日かかっていた審査が、リアルタイム化されつつある状況です。このテクノロジーの進化が審査にもたらす変化、申込者が取るべき対策を解説します。
2026年2月12日 15時52分 マイナビニュース
時代の変化は着々と
こういうところも着々と変化が進んでいるようです。
すでにいろんなところでいわれていますように、時代の大転換期が始まっていて、その真っ只中に居合わせていると言った感じです。
きっと多くの方が不安を感じていらっしゃる一方で、ワクワクや期待感も持っていることと思います。しっかりと時代を見極めて順応できるようにしていきたいものですね。
AI審査システムとは
さて、今日の記事では、三菱総合研究所(MRI)は十六銀行に対し、AI審査システムを提供すると発表しました。AIモデルを導入する取り組みは2026年1月から開始。住宅ローンでは80%の案件審査の自動化が見込める結果となりました。とのこと。
これまでは経験豊富な担当者が、多くの資料を参考にしながら時間を掛けて審査していた業務だったと思います。そこを審査AIシステムの平均応答時間は0.7秒以内を記録し、これまで以上にスピーディーな審査回答が実現すると予測されるということですので、間違いなく効率化が図られると思います。
記事によれば、これまで人間(審査官)が行っていた融資可否の判断について、AIモデルが学習。金融機関のローン審査システムと連携させることで、審査業務の自動化・DXを促進します。
人間の審査を介さず、自動かつリアルタイムでの承認回答が可能になります。このため、申し込み途中で顧客が離脱するリスクの抑制効果も期待されます。とありました。
スピード勝負に
また、三菱総合研究所が提供するAIモデルは、人間が行ってきた審査パターンを学習し、80%の案件を自動承認します。
これにより、優良な中古マンションが現れた瞬間に「その場で審査を通し、即座に満額回答の買付を入れる」というスピード勝負も可能です。とも書かれていました。
凄いことですね。となるとこのスピード感についてこれない人や金融機関では、不動産を購入する機会が激減してしまうかもしれません。
記事にもありましたが、住宅ローン利用者は、”現金買い層”と比べて当然ですが買付までにスピードで劣る傾向があります。このため、どの銀行がAI審査を導入しているか、どのような対策をすべきか把握することは、2026年以降の家探しにおいて必須のリテラシーになると考えられます。
そんな時代の対策とは
記事では、具体的な対策方法を解説してありましたので、以下を参考にしましょう。
○信用情報のクリーン化
まず最優先に行っておきたいのは、個人の信用情報をきれいにしておくことです。クレジットカードやローンなどの借り入れ・返済状況は、信用情報機関に記録されています。
信用情報に問題がある場合、AIが即座に「否認」する可能性が高くなりますので、以下の項目を確認し、解消しておきましょう。
クレジットカードやローンの「うっかり未払い」
他社借り入れ状況の整理および解約
教育ローンやマイカーローンなど、なるべく完済しておくことをおすすめします。完済は無理でも、できるだけ多く返済して、返済比率を高めておきましょう。
○申し込みデータの正確な入力
AI審査では入力されたデータの不整合を検知し、否決や要再審査と判定する場合があります。勤務先名・勤続年数・年収などを正確に入力するため、源泉徴収票などの書類を手元に用意して入力しましょう。
○スコアリングの向上
スコアリングとは、申込者の属性などの情報を点数にして評価することです。審査がAIになることで、より「数値」を重視するようになると考えられます。
以上の対策が書かれていましたが、どれも基本的には今までと同じ内容のように思いますが、そのどれもが、これまでよりもむしろ厳しく見切られるということなのではないでしょうか。
与信の新基準
記事によれば、十六銀行以外にも、ソニー銀行や三菱UFJ銀行など、住宅ローン審査にAIを導入する銀行は増えています。今後は人による「情状酌量」が通用しにくくなると考えられるため、信用情報や属性情報などがますます重要です。
AI審査で有利になるために、クレジットカードやローンの返済遅延はゼロにし、年収や勤続年数などのスコアを高めていきましょう。とありました。
業務が効率化されていくということは、実は人間の目より厳しい、 AIが判断する「個人の与信」が新基準となりますので、人間的な融通は期待出来なくなるということなんですね。
この記事だけ見ていると、単に世知辛くなるだけのように感じてしまいますが、だからこそより人との関係性が大切になるのかもしれません。
住宅の設計や建築においても、AIでの対応が増えていくことに違いありません。しかし、ものづくりの全てが置き換わることはなく、最後はどれだけ人の手が加えられているか、がその価値になるように思います。






