「オール電化の家」VS「電気・ガス併用の家」光熱費が安いのはどっち? 比較してみた
冬は電気代・ガス代が跳ね上がる季節、少しでも光熱費を抑えるために省エネ意識を持ちたいですね。「そもそも電気とガスってどっちがお得なの?」という問いから、「オール電化の家と電気・ガス併用の家は、光熱費はどちらが安くなるの?」という疑問に行きつくかもしれません。
2026年2月4日 10時35分 マイナビニュース
オール電化は死語か
この話題はすでに終結したと思っていましたが、まだ気になる方もいらっしゃるようで記事になっていました。
15年前、東日本大震災が発生しましたが、その直前までは未来の住宅は全てオール電化になると言われながら、急速にシェアを伸ばしていたところでした。
しかし、その妄想が木っ端みじんになってしまったのが東日本大震災でしたね。電気が無ければ何も出来ないし、その電気を作っていた原子力発電所の事故は多くの方に被害を及ぼしました。
電気が再生可能でクリーンというイメージは崩れ、その後は電気料金の高騰もあり、エネルギーの一本化もリスクがあるという認識が広まりましたので、現在ではオール電化というキーワードもほとんど聞かなくなりました。
光熱費が安いのはどっち
そんな中、今日の記事では光熱費が安いのはどっちか、と言う視点で書かれていましたので、現状のデータには目を通しておきましょう。
最初に記事に書かれていたのは、オール電化住宅は、ガス利用の住宅と比べて火災のリスクが少ないため、高齢者世帯では大きなメリットとなります。一方で、電気料金が高騰すると家計への負担が重くなることがデメリットになります。ただ、電気料金が上がれば、ガス料金も上がるのが常なので、オール電化だけ損をするということは少ないでしょう。ということ。
このような書き方にはちょっと違和感を感じてしまいますが、私は必ずしも火災のリスクが減らせるとは思えません。確かに直火よりは発火の可能性が少ないかもしれませんが、IHコンロでもヤケドなどのケガは多いですし、発火しないわけではありません。
記事にあったシミュレーションの結果は下記のとおりです。
【オール電化】世帯人数別の月間平均電気料金
●1人暮らし・・・10,777円
●2人暮らし・・・13,406円
●3人暮らし・・・14,835円
●4人暮らし以上・・・16,533円
※2020年~2021年の年間使用量の平均値
【一般の住宅】世帯人数別の月間平均電気代・ガス代
●1人暮らし・・・電気代5,482円/ガス代3,001円/計8,483円
●2人暮らし・・・電気代9,183円/ガス代4,330円/計13,513円
●3人暮らし・・・電気代10,655円/ガス代4,930円/計15,585円
●4人暮らし以上・・・電気代11,836円/ガス代4,903円/計16,739円
結果は差が無いということ
1人暮らしの場合は、一般の住宅(電気・ガス併用)の方が光熱費は安く済んでいますが、2人暮らし以上では、オール電化の方が若干安くなっています。ただ、ほんの少しの違いなので、使い方次第とも言えそうです。ということでした。
光熱費というランニングコストを比較したところでは、ほとんど差が無かったという結論に至ったようです。
それでもさらに検討されたいという方のために、メリットとデメリットを整理しておきましょう。
オール電化住宅のメリット・デメリット
<メリット>
火災のリスクが減る
キッチンが掃除しやすい
災害時に貯めたお湯を生活用水として使える
<デメリット>
初期費用がかかる
調理器具が制限される
停電時はすべての機能がストップする
エコキュートはお湯の使用量に制限がある
水圧が弱いことがある
電気・ガス併用住宅のメリット・デメリット
<メリット>
災害時に複数のライフラインを確保できる
調理の自由度が高い
エネルギーの価格変動リスクを分散できる
<デメリット>
火災やガス漏れのリスクがある
といったところでしょうか。
他の視点が重要です
今なら、ガスで発電も出来る燃料電池を併用するとか、太陽光発電と蓄電池も併用したりしますと、ほとんど電気は買わなくても済むようになりますし、災害時のエネルギーも自分で用意することが出来ていますので、自宅で避難生活を続けることができます。
最終的には家族のライフスタイルや家族構成、重視したいポイントを整理して、どのようなエネルギーを使うのか、またどこまで災害時のリスクヘッジをしておくのか、などを考慮して選んでみてください。






