「一軒家」を買う前に絶対に事前に確認しておくべき「お金のこと」
皆さんはマンション派ですか? それとも一戸建て派ですか?
「いつかお庭のついた一軒家に住みたい」――そんな夢を抱いている人も少なくないはず。でも、マイホームの購入は、多くの人にとって人生で最大の買い物です。だからこそ、お金のことについては購入前にあらゆる方面から確認しておく必要があります。
2025年11月18日 7時0分 現代ビジネス
不動産所有の義務
一般的にマンションでも一戸建てでも、不動産を購入すればその権利と同時に義務も付いてきますので、各種税金や維持管理にかかるコストはどちらも同様です。
そんな中でも少しは一戸建て特有と思われるところもありますが、大事なのは身の丈に合った家だったり、敢えてちょっとだけ無理をした家を購入するということだと思います。
住宅ローンと計画から引渡までの費用
そこで今日の記事では、購入して実際に住み始めてから「思ったよりお金がかかってびっくり!」「この出費は想定していなかった!」とならないために事前に確認しておきたい「お金のこと」を、わかりやすくご紹介しますとのことです。
まずは基本的なことから、住宅ローンに関する費用も多くあります。金融機関やローン商品、借り入れ金額によっても異なりますが、事務手数料や保証料、団体生命保険の保険料、それからローンの契約書(金銭消費貸借契約書)にはる印紙代。火災保険や地震保険料の保険料もかかります。
実際に建築となれば、注文住宅の場合には、地盤調査の費用に設計料、地鎮祭・上棟式の費用、建築確認の申請費用など、さらに出費の項目が多岐にわたってきます。
完成して引き渡しを受けるためには、土地家屋調査士さんによる表題登記が必要ですので、ここでも費用が発生します。物件を名実ともに「我が家」にするためには法務局での所有権登記がマスト。こうした所有権移転や抵当権の設定を行う際には、登録免許税に加え、司法書士さんに手続きをお願いすることが一般的なので、司法書士報酬も必要になります。
引越から入居以降の費用
いよいよ入居となれば、引っ越し費用も忘れるわけにはいきません。引っ越し費用は時期や荷物の量、距離などによってかなり違ってきます。必ず数社で見積もりをとってから決めましょう。
記事によれば、せっかくの夢の一軒家。家具やインテリアもお気に入りのものを買い揃えたいですよね。生活家電についても、コスト削減という意味ではできるだけそのまま使用したいところですが、意外と「サイズが合わなくて買い替えざるを得ない」ということが少なくないようです。最近の物価高とも相まって、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、どれもそれなりの機能がついたものは10~20万円が相場。とありました。
さらに購入後しばらくすると不動産取得税の納付通知書もやってきます。ここまで含めたこれらの「諸費用」は一般的に物件価格の6~12%ぐらいかかると言われています。6,000万円の一軒家であれば、360~720万円ぐらいをあらかじめ「諸費用」として見込んでおきたいところです。ということ。
ランニングコストとしては
記事にあったのは、一軒家を購入したあとにかかるランニングコストの主なものとしては、「固定資産税」「火災・地震保険料」「メンテナンス費用」の3つが挙げられます。と書かれていました。
いや、これは一戸建てに限ったことではないですね。住宅という用途の不動産であれば、その形が共同住宅でも一戸建てでも共通のコストです。
まず、固定資産税は毎年1月1日時点での不動産の所有者に対して課される税金で、毎年4~6月頃になると市区町村から納付通知書が届く仕組みになっています。一戸建てを新築すると、区役所から家屋調査の依頼が来ますが、その内容が反映されます。
都市計画区域内の場合には、都市計画税も一緒に課税されます。これらは納付期限が年4回に分かれていますが、一括払いも可能です。
次に火災・地震保険料は、契約期間によって頻度が異なりますが、いずれにしても継続的に支払っていく必要があります。最長で火災保険は10年、地震保険は5年の契約が可能で、長期契約であるほど保険料が割引されるのが一般的です。と書かれていました。
最後はメンテナンスのコストについて。
一般的に10~15年経てば屋根や外壁の塗装、給湯器の交換などが必要になりますし、お庭があれば植木や芝生のメンテナンスも必要になるかもしれません。
さらに、家を長持ちさせるためには、木造住宅のシロアリ対策や排水管の清掃といった見えにくい部分のメンテナンスも必要になってくるかもしれません。
近年は太陽光パネルが設置されているケースも多いですよね。太陽光パネルは、パネル自体はほとんどメンテナンスは必要ないものの、電気を変換するパワーコンディショナーは定期点検をしたり、10~15年ほどで交換したりする必要があるとも言われています。とのことです。
これらのメンテナンス費用は一戸建てでもマンションでもほぼ同様だと思います。まあマンションも鉄筋コンクリート造ですので、シロアリ対策は不要でしょう。
唯一違いがあるとすれば、マンションは修繕積立金を強制的に徴収される仕組みになっていますので、一定の準備は出来るようになっています。ただ昨今のインフレが続いている状況では、積み立てた金額では予算不足で工事が出来ない可能性も高いです。
一戸建ての場合は、自分で積み立てをしておくことが大事ですが、ある程度は自分の意志で時期を調整することが出来ますので、実際の劣化具合や季節などを考慮しながら、自分のタイミングで行えるのはメリットだと思います。
住まいづくりのご相談はRCdesignまでお気軽にお問い合わせください。






