「オール電化が向いていない家」の共通点…あまり知られていない“意外なデメリット”
家庭で使用するエネルギーをすべて電気でまかなうオール電化。ガス料金と電気料金を実質的に1本化できるなどのメリットがある一方で、電気代が高騰している中、「オール電化にすると電気代がますます高くなるのでは……」と、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
2025年7月31日 8時44分 女子SPA!
オール電化のメリット
オール電化というキーワード自体、最近はあまり聞かなくなったように感じますが、それでも以前から使い続けられている方では、更新される方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言いますと、オール電化にするなら太陽光発電パネルの設置をしないと、メリットが出ないということをまずは覚えて頂きたいと思います。
その上で記事でもメリットを次のように解説します。
わかりやすいのは、ガスを使わなくなるので基本使用料を抑えることができる点と、機器をちゃんと選定できれば、省エネな家を実現しやすいという点です。と書かれていましたが、実は省エネだけどコストがかかるというケースもありますので注意が必要です。
オール電化のデメリット
そして次にオール電化にはもちろんデメリットも存在します。著者さんは「特にこの5つが考えられる」と挙げてくれました。
【オール電化の主なデメリット】
① 停電のリスク
② メンテナンス費用がかさみやすい
③ 選ぶ設備によってはオール電化のほうが高くなる
④ 調理器具が限られる
⑤ エコキュートの深夜の音問題
停電のリスク
まずは停電のリスクですが、これに関しては太陽光発電と蓄電池を導入することでカバーできます。ただし、豪雪地帯など、日照時間が短くて太陽光発電が向いていない場所では、せっかく導入してもまともに発電できない可能性があります。ということを書かれていました。
そうなんですよね、太陽光発電パネルの性能をフルに発揮させるというのも以外と難しいもので、環境によっては年間の快晴率が低かったり、都市部では周囲の建物の影響も受けますので、想定する発電量
を維持出来る保証はありません。
メンテナンス費用など
また、もともとメンテナンス費用がかさみやすいのに、雪の重みで壊れやすい分、さらに費用がかかる可能性が高いです。きちんと検討して費用対効果が得られるようであれば、導入してもいいと思いますとのこと。
設備の向き不向き
設備の中にはオール電化に不向きなものがあるそうです。
次に記事にあったのは、「例えば電気温水器です。ヒートポンプ式のエコキュートと比べると、電気温水器は電気を消費してお湯を作る効率が非常に悪い。電気温水器を選択した時点で、オール電化は完全にアウトなので、絶対に選ばないようにしてください。ということです。
あとは、不向きとまでは言えませんが、電気代がかかってしまう設備としてスーパーラジエントヒーターがあります。これは『調理器具が限られる』というデメリットにも関係するのですが、オール電化にするとIHヒーターになりますよね。
これは皆さんご存知の通り、IHヒーターは底の丸い中華鍋や陶磁器の土鍋は使えません。それで調理器具が限られてしまうのですが、スーパーラジエントヒーターは中華鍋や土鍋も使えるので、ガスに近い料理をしたい方にはおすすめです」
意外と音の問題も
また、エコキュートは深夜の音が問題になるケースも。
実は意外と聞くのがこの音の問題です。「音はそんなに大きくないですし、私自身、音が気になったことはありませんが、都市部では注意したほうがいいかもしれません。エコキュートを設置した場所と、隣の家の寝室が近い場合は、夜に使用した時に音や振動が気になるケースがあります。
以上がオール電化のデメリットと言うことですが、今はこのキーワードに縛られる必要は無いように思います。
IHクッキングヒーターを使い慣れていれば、次もIHで良いと思いますし、IHにしたからオール電化になるということではなく、お湯を作るのと床暖房はガスを選ばれる方も多いので、結果としてオール電化にはなりません。
そんな設備機器の選択に迷われているなら、是非お気軽に弊社までご相談ください。