「鳴き声」で撃退?──進化するカラス対策 春に“狂暴化”なぜ 洗濯物は「ハンガー」に注意…すぐできる対策【なるほどッ!】
春らしくなってきた今の時期は、カラスに要注意です。専門家によると4月~6月は繁殖期で、気性が荒くなります。過去には人が襲われる被害も発生しています。自治体や企業がさまざまな対策に乗り出していますが、個人ですぐにできることもあります。
2026年4月3日 11時13分 日テレNEWS NNN
カラス被害と対策
カラスね。奴らは自由を満喫していて、時に人間に迷惑を掛けたりしますので、どうしても悪者のイメージを持たれている人も多いのではないでしょうか。
たまに見かける街中のゴミ集積所が荒らされて、車道にまでゴミが散乱している光景、駅に向かう途中の道では電線に複数のカラスが止まっていて、こちらに標準を合わせている視線を感じる。そんな経験をされたことがある人も多いと思います。
私の自宅周辺に暮らしているカラスは、恐らく日本語を理解していて、人に対して馬鹿にしたような声を投げかけたりしますので、見かけるとちょっと人をイラッとさせます。
繁殖期のカラスに要注意
記事にあったアナウンサーさん曰く、「春というと、ウグイスやメジロが止まっていると風情だなと感じる方もいるかもしれませんが、この時期に気をつけた方がいい鳥がカラスです」
「カラスの生態に詳しい宇都宮大学の名誉教授に聞きました。4月~6月はカラスの繁殖期に当たるということです。普段何もなければおとなしいカラスですが、子育て中になると気性がどうしても荒くなります」とのこと。
いつもその存在は認識していましたが、彼らの生物的な状況の変化や、ましてやご機嫌の良し悪しまでは考えたことがありませんでした。
実際に被害の例も
記事によれば、「過去には被害もありました。2024年、兵庫県・宝塚市で撮影された映像ですが、男の子が家から出た瞬間、空を見ました。そして走り出していきます。カラスがこの男の子をめがけて追いかけ、頭にぶつかりました」
「2023年には神奈川・藤沢市の海岸でカラスがバッグをつつき、高校生たちがカラスの群れに囲まれてしまうということもありました。本当に怖いですよね」というような実施に被害に遭われている方も結構いらっしゃるようです。
撃退方法も進んでいます
記事にもありましたが、一部の自治体などではいろんな撃退方法をトライアンドエラーしながら、効果のある方法を実践しているそうです。
「繁殖期の被害が各地で相次いでいますが、秋や冬には越冬のために集まるカラスへの対策も行われています。熊本市では街中にスピーカーが設置され、カラスの鳴き声が流されています」
「カラスが『ここは危ない』と警戒を伝える時の鳴き声をスピーカーで流すと、カラスの仲間たちが寄りつかなくなるということです。この対策をしたところ、去年12月の時点で9000羽いましたが、今年1月には6000羽と約3割減ったといいます」とありました。
1ヶ月で3割も減ったというのはなかなかの効果ではないでしょうか。それにしても、街の中に9000羽のカラスって、相当の恐怖心を与えられるに違いありません。
さらに「カラスが集まっていた新潟県のJR長岡駅では、 3年前から赤と緑のレーザーが導入されました。これを建物の壁に当てると、カラスが逃げていきます。30本以上のレーザー光線を回転させながら照射すると、カラスは目の焦点が合わなくなって去っていきます」といった対策も始まっているそうです。
個人レベルの対策は
では個人宅ではどのような対策を行っていけば良いのか、教授さんに伺っておきましょう
「個人がカラスに困った時にできる対策を杉田名誉教授に伺いました。まず、自宅のものを巣作りに使われる被害が多いため、その対策としてゴミ捨て場はしっかりしたネットで覆ってください。めくれないように重しなどを載せるのが効果的だといいます」
「さらに、小枝や布を放置しないのが重要だそうです。忽滑谷さんはゼッケンを持っていかれたということでしたが、これも巣の材料にされてしまうということです。風が強い日や雨の後、家の近くに散らばっている小枝を巣の材料にされてしまうことがあります」とのことです。
まずは自衛策として、容易に持ち出しできないようにしておくということが大切で、ただネットを被せてあるだけでは、丁寧に剥がして物色してしまいます。
また、「ハンガーも持っていかれてしまいます。クリーニング店の針金でできたハンガーを巣の材料にされることが結構あります。そのため、洗濯物を外に干す時はハンガーと服は洗濯バサミでしっかりと留めてください」ともありましたが、お客様宅の点検のために屋上に上がらせて頂くと、何故か針金ハンガーが落ちていることが、結構なあるあるなんですよね。
対峙した場合は
さらに、実際に対峙してしまった時には、「カラスの近くを通る時、ちょっと怖い思いをした方がいるかもしれません。素肌を見せずに、怖いから目を背けるのではなく目を離さずに、静かに立ち去るのが大事だそうです」とか。
また、「傘や日傘を持っている場合は、傘を使って自分を大きく見せ、カラスよりも強い存在なんだと認識させるのも重要だそうです」と書かれていました。
ちょっと時間のある時に彼らを観察していますと、いろんな道具を使って遊んでいたり、仲間とのコミュニメーションもしっかりと取りながら、高い生存能力を持っていて、いつも楽しそうに見えますので、ちょっと憧れてしまう人もいらっしゃると思います。
日本とカラス
記事にもありましたが、「ただ、カラスは食物連鎖の中で虫や小動物を食べます。それが害虫だとすると結果的に街をキレイにする役割もあるそうなので、対策をしながらうまく共存するのも必要かもしれません」とのことです。
もちろん危害を及ぼすようなことがあってはいけませんが、人間の都合だけで駆除すればいいというわけにはいきません。特に日本においては、カラスは古来吉兆を示す鳥だったといわれていますし、有名な日本神話では、神武天皇を三本足の八咫烏(やたがらす)が導いたと伝わっています。日本サッカー協会のシンボルマークも八咫烏ですしね。
自然保護と共存にはRC住宅が良いでしょう。






