高齢者の転倒の約6割が家の中!覚えておきたい、自宅に潜む危険スポットの合言葉「ぬ・か・づけ」
骨折しないためには、転ばない環境を整えることも大切です。とくに注意したいのが、一日の長い時間を過ごす自宅での事故。安全な住まいをつくるヒントを専門家に聞きました
2026年5月20日 12時30分 婦人公論.jp
家の中での事故
いつもお伝えしておりますとおり、高齢者の事故は残念ながら家の中で発生しているんです。家づくりに携わらせて頂いている身としては、ここの改善を少しづつでも確実に進めなくてはいけないと思っています。
とにかく、災害に対してもそうですが、日常生活を送っているその場所は、どこよりも安全で安心して暮らすことが出来なければいけません。
記事によれば、高齢者の転倒・転落による事故は、交通事故よりも多く、そのうち6割近くが自宅など家の中で発生しています。なぜ住み慣れた場所でそのようなことが起きてしまうのでしょうか。
事故の要因
転倒を起こす要因の一つは老化です。年齢を重ねれば、誰でも身体機能が低下します。歩行に直接かかわる足腰だけでなく、白内障や緑内障などによる視力低下で足元が見えづらくなり、加齢性難聴も平衡感覚に影響。そこに神経障害や筋力低下を伴う糖尿病、パーキンソン病などの病気や運動不足が重なると、より転びやすくなるのです。とありました。
確かに、高齢の親を見ていてもそうですし、何より自分自身の身体的な衰えを感じるタイミングがあると、まさに他人事ではありません。
加えて、家の中には段差や敷物、床に置いたままの荷物など、転倒を引き起こす要素があちこちにあります。けれども、「住み慣れたわが家」は外出時に比べて油断しやすい。家の中を歩く、床から立ち上がる、敷居をまたぐ、階段を上る・下りる、といった何気ない日常動作でも、うっかりつまずいたり滑ったりしてしまうのです。
なかでも危ないのが、「片足立ち」をしているタイミング。とくに階段の上り下り、衣服や靴の着脱時、浴室で湯船をまたぐ時は片足で立つ時間が長く、バランスを崩しやすいので気をつけましょう。と書かれていました。
もちろん油断もあるかもしれませんが、そこは自宅ですから、気を休めて当然だと思います。そんな油断してても安全を維持出来るようにすることを目標にしなければいけないのではないでしょうか。
「ぬかづけ」とは
次に記事にあった、自宅に潜む危険スポットの合言葉「ぬ・か・づけ」とは、ただのオヤジギャグではないと思いますが、それにしても糠漬けを知らない国民もいるのではないかと思う時代、合言葉を理解出来ない人もいらっしゃるかもしれませんね。
記事にあったのは、まずは、家の中のどこで転びやすいのかを知ることが第一歩です。主に、ぬれているところ(ぬ)、階段・段差(か)、片づけていないところ(づけ)。略して「ぬ・か・づけ」と覚えておきましょう。また、薄暗い場所もリスク大。段差や凹凸が見づらく、危険を察知することができません。
部屋別に見ると、家庭内事故が最も多く起きているのが居室です。65歳以上の場合、次に階段、台所、玄関と続きます。ということでした。
また、あわせて気を配っていただきたいのが生活動作です。歩行時は目線を前方に向け、つま先で床面を蹴ってかかとから着地します。階段を下りる際は、足裏全体を段に深く置き、体重を上からしっかり乗せるイメージでゆっくりと足を運びましょう。つま先が段から飛び出ていると滑りやすく、転落の危険が高まります。とも書かれていました。
バリアフリーの意味
なお、老後を考えてバリアフリーにするお宅も増えていますが、健康なうちから段差をなくしてスロープをつけるなど、備えすぎるのも考えもの。バリアフリーの施設で暮らす高齢者は、在宅高齢者よりも脚力が早く衰えるという調査結果も出ています。
ほどよくバリア(障害物)がある家は、体の機能を保つうえでむしろ効果的。「普段の暮らしが自然な訓練」になるのです。とのことでした。
もちろん、転倒予防のために手すりをつける、玄関や洗面所に椅子を置くといった適度な支えを家の各所につくる工夫は大事です。いざ必要になった時に支えがなくて転んでは意味がありませんから、状況に合わせて柔軟に取り入れましょう。
実際に本当に困った時には、ケアマネさんや理学療法士さんと相談の上、対象者に必要な対策を行うことが大切です。
なにより、私はまだ大丈夫という思い込みは大ケガのもとということですので、油断と過信をせずに、合わせて体力維持に努めたいと思います。
安全な家を建てるなら、RCdesignまでお気軽にご相談ください。






