KISS、約半世紀の活動に終止符…YOSHIKI、聖飢魔IIらに影響を与えたロックバンドの偉大な功績
X JAPANのYOSHIKI、故・hideなど日本のロックミュージシャンたちに多大な影響を与えた世界的ハードロックバンド「KISS(キッス)」が、12月2日、最後のライブをニューヨークでおこない、ファンに惜しまれつつ、約半世紀の活動に幕を下ろした。
シングル、アルバムの総売り上げが1億1000万枚を達成し、幅広い世代にファンを持つKISS。彼らは、なぜここまで世界的に成功することができたのか?
2023年12月10日 18時11分 Smart FLASH
KISSです。
そうだったんですね。年代の近い方々の中にはKISSに夢中になっていたと言う方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。
私も先輩たちのあとを追うように、当時の洋楽にどんどんのめり込んでいったのを思い出します。確か当初の情報源は同級生の兄貴から教わったように思います。
日本の地味な歌謡曲やフォーク、演歌とは全く違う音楽はまさに衝撃的でしたし、そのビジュアルもまたそれまでには無かったもので、ワクワクしたことを思い出します。
その後私個人的にはクイーンの方をよく聞くようになったり、ディープパープルなどもまたコピーの対象になっていました。
そんな自分がまだ学生の頃から第一線で活躍されていたスターの皆さんも、もちろん歳をとるわけですが、メンバーが全員現役なのは凄いことです。
成功の要因は
記事によれば、音楽ライターの尾谷幸憲氏が語られてた内容が紹介されていました。
「KISSが成功した大きな要因としては『ロック』と『エンターテインメント』を完璧な形で融合したことがあると思います。彼らはニューヨークで誕生したバンドですが、1973年のデビュー当時から顔に白塗りメイクを施し、メンバーそれぞれがアメコミヒーローのようなキャラクターを演じるという『設定』を導入。
ステージでは、ライブ中に火を吹く、血を吐くなどのアトラクション的な要素も取り入れました。彼らの音楽性はハードロックですが、先輩にあたるレッド・ツェッペリンのようなアート性はあえて排除し、パーティー・ライクな楽曲を追求。
『デトロイト・ロック・シティ』『ロックンロール・オールナイト」など盛り上がる楽曲を多数、世に送り出しています。つまり、それまでのロック界には存在していなかった、見た目のアメコミっぽさ(エンターテイナーぶり)と楽曲のよさ、その双方を高次元で融合し、ステージで再現したのがKISSの成功の理由でしょう」と言うことでした。
優れたビジネスマン
音楽性はもちろんのこと、コンセプトや商品開発という点でもパイオニアでありビジネスマンとして時代の先を走り続けたグループだったのでしょう。
さらに記事では、今ではライブのチケット販売の次にアーティストたちの収入源を占めるとされる物販(=版権ビジネス)をいち早く取り入れたのもKISSだといわれていると言うことで、正に優れたビジネスマンに間違いありません。
ロングテール的な
そしてさらにKISSが、ほかの多くのロックバンドと異なる点が、圧倒的に世代を超えたファンが多い点だと言うことです。
記事によれば、「アメリカ本国のKISSのファン層は4世代くらいいると聞きます。第1世代が1970年当時から応援しているKISSアーミー(※ファンの総称)、第2世代はKISSがメイキャップをやめて素顔に戻った1980年代からのアーミー、第3世代は1990年代にオリジナル・メンバーが復活し、再びメイクを施した時期のアーミー。さらに2000年代以降の世界規模のツアーをおこなってきた時代に、KISSに触れた第4世代アーミーもいます。と言うこと。
素晴らしいですね。これだけ幅広い世代にファンを持つロックバンドは他には無いでしょうし、アーティストにとっては理想的なマーケティングだったかもしれません。
永遠の命
次に記事に書かれていたのは、ほかにも紹介しきれないほど、数々の伝説や逸話を残してきたKSS。12月2日でライブは見納めとなったが、最後にサプライズが待っていたということ。
それは「ライブの最後に発表されたのですが、今後、KISSはバーチャルな存在=3DCGのアバターとして蘇るそうです。この3DCGアバターは、ジョージ・ルーカスの会社『インダストリアル・ライト&マジック社』と『ポップハウス・エンターテインメント社』によって、モーションキャプチャー技術で制作されたもの。だそうです。
これでKISSは、“永遠の命” を得たことになり、今回のステージでも披露された3DCGアバターによるライブ公演が今後おこなわれる可能性が高いらしいです。
これはまた新しい試みではないでしょうか。ファンの方や今で言うところの推し活中の方達には、いつまでも応援して楽しむことが出来るようになりそうですので、オリジナルの年代に関係なくいつまでも、いつからでもファンになってもらえるかもしれません。
長寿命のRC住宅なら、いつからでもいつまでもファンになって頂けますと嬉しいです。