住宅の狭小化で「省スペース・コンパクト」を意識する人は8割以上に!パナソニック調べ
パナソニックは11月4日に、20~40代の男女900名を対象に実施した、「住環境と空気の質に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、単身世帯の20~40代の男女300名、夫婦またはパートナーとの2人世帯の男女300名、夫婦またはパートナーと未成年の子ども1人以上の世帯の男女300名の計900名に対して、9月26~30日の期間に行われている。
2025年11月5日 19時0分 BCN+R
住環境と空気の質に関する意識調査
さすがはパナさん、タイムリーな調査を行なってくれています。今回は住環境と空気の質に関する意識調査ということですが、いろんな生活スタイルの方を対象にしていることで、どのような結果になるのか、早速見てみましょう。
まずは調査対象者に、部屋を快適な空間にしたいと考えることがあるかを尋ねたところ、「とてもそう思う」と「そう思う」を合わせた割合が91.4%を占めた。
コロナ禍以降に意識
部屋を快適な空間にしたいと考えるようになった時期を尋ねた質問では、新型コロナ禍以降が56.6%に達している。とのこと。
コロナ禍を経て、日本でもリモートワークが浸透しましたし、学生も含めて家族の全員が家で過ごす時間が増えた時期であったことに違いありません。
そんな時間を過ごしましたので、そうなれば自宅の部屋を少しでも快適にしたいと思うのは当然です。
快適に過ごすための工夫
そこで、自宅でより快適に過ごすための工夫をしているかを尋ねたところ、「かなりしている」と「少ししている」を合わせた割合が63.0%を占めた。
自宅でより快適に過ごすための工夫を「かなりしている」または「少ししている」と答えた人に、どのような工夫をしているかを尋ねた質問(複数回答)では、「定期的な掃除(掃除機をかける・拭き掃除など)」(60.0%)がもっとも多く、以下「収納スペースの工夫」(53.6%)、「定期的な整理整頓」(45.3%)が続いている。という回答でした。
何か特別なことをするというよりも、しっかりと掃除をしたり整理整頓をするだけでも快適に過ごすことできるということですね。
シンプルかつ清潔に暮らす
次に記事に書かれていたのは、住環境において、自身の中で「シンプルさ」の重要性は年々高まっていると感じるかを尋ねたところ、「かなり感じる」と「少し感じる」を合わせた割合が87.4%を占めた。とのこと。
シンプルさの重要性が高まっている人がそんなに多いとはびっくりしました。それが時代の流れというか流行というか、今の日本にはそんな空気感があるのかもしれません。
さらに、住環境において、自身の中で「清潔感」の重要性は年々高まっていると感じるかを尋ねた質問では、「かなり感じる」と「少し感じる」を合わせた割合が87.9%に達している。とか。
今度は清潔感の重要性ですが、こちらもほとんどの方と言ってもいいくらいの方が感じられているとのことですので、こちらも時代を反映しているのでしょうか。
よりコンパクトに
次の質問は、住環境において、自身の中で「省スペース」や「コンパクトなもの」に対する重要性は年々高まっていると感じるかを尋ねたところ、「かなり感じる」と「少し感じる」を合わせた割合が81.9%を占めており、住宅の狭小化が進む中で限られたスペースをいかに有効活用するかが課題となっていることがうかがえる。との回答でした。
これは記事にもあったように、都心部を中心に不動産価格の高騰が影響していることと思いますが、ちょっと寂しいというか、残念な傾向だと思います。
空気の質に対して関心を持っているか
そしてこんな質問も、日々生活をする中で、空気の質に対してどの程度関心を持っているかを尋ねた質問では、「かなり関心がある」と「少し関心がある」を合わせた割合が74.0%に達している。
日々生活をする中で、空気の質に対して「かなり関心がある」または「少し関心がある」と答えた人に、空気の質に関心を持つ理由を尋ねたところ(複数回答)、「快適さを保つため」(53.1%)が最多となり、「健康を守るため(菌やウイルスへの除菌対策など)」(50.3%)、「花粉やハウスダストなどのアレルゲン対策」(43.4%)がそれに続いた。とのこと。
この問いに関しては、意外と共感される方が少ないように感じました。もちろん私と同じように花粉症をお持ちの方達にとっては、生活の質に直結する部分ですのでかなり重要な要素なんですけど。
さらに、調査対象者のうち、夫婦またはパートナーと未成年の子ども1人以上の世帯の人に、子どもの健康を守るために空気の質を意識しているかを尋ねた質問では、「かなり意識している」と「少し意識している」を合わせた割合が71.7%に達している。
空気の質を良くするには
空気の質をよくするために行っていることとしては(複数回答)、「定期的な部屋掃除(掃除機、拭き掃除など)」(59.3%)がもっとも多く、「換気の頻繁な実施」(53.3%)、「空気清浄機の使用」(48.0%)がそれに続いた。との結果が書かれていました。
現代の住まいに求められる性能として、24時間換気は当然のこと、より良い空気環境にするということが、段々と求められるようになってきたように思います。
だからといって、過剰な換気は決して快適ではありませんし、ましてや窓を開けても何の解決にもなりません。
そこで大切なのが、やはり基本的な24時間換気に加え各室の温度と湿度管理、さらに集塵機能が高められると理想的です。
室内の空気環境をコントロールするためには、その前提として気密性の高さが必要になりますが、そこで断然有利なのはなるべく部品点数を少なくしてスキマを極力少なく出来る構造なんです。それがRC(鉄筋コンクリート)造なんですね。
より良い空気環境をお求めなら、RC住宅がオススメです。






