Q.「朝顔は縁起がよくない花」と聞きましたが本当ですか?【歳時記の専門家が解説】
早朝に咲く朝顔は、とてもきれいで涼し気。毎朝、開花を楽しみにしながら育てている人も多いと思います。夏を彩る花として、暑中見舞いや夏のイラストの定番にもなっています。
そんな朝顔が「縁起のよくない花というのは本当か?」という質問にお答えします。
2025年7月7日 21時15分 All About
縁起が良い
記事を目にしたときにちょっと違和感を感じたのはなぜだったのか、きっとそれは朝顔に限って縁起が悪いなんてあり得ないと思っていたからだと思います。
日本では小学校に入った時から、最初に種まきから育てることを学びますので、それゆえに愛着もありますし、初夏から夏の朝を一瞬でも爽やかにしてくれるものだと思います。
早速ですが、まずは記事にあった回答から見てみましょう。
いろんな解釈
Q.「朝顔は縁起がよくない花」と聞きましたが、本当ですか?
【回答】朝顔は、古くから「縁起がよい」といわれてきた花です。
いや、そりゃそうですよね。そうじゃなくては江戸っ子の中で流行るわけもありませんからね。
一方、1日しか咲かない儚(はかな)さや、ツル植物の絡みつく性質から「縁起がよくない」と考える人もいます。受け止め方は人それぞれなので、朝顔が「縁起がよい」理由と、「縁起がよくない」理由を解説します。ということ。
【1. 七夕との深い関係】
まず書かれていたのは、朝顔は、別名「牽牛花(けんぎゅうか)」といいます。牽牛は彦星のことです。
朝顔が日本に伝来したのは奈良時代末期で、遣唐使が中国から種子を持ち帰り、貴重な生薬として使われました。大事な牛を牽(ひ)いて行き、牛と朝顔の種子とを交換したという中国の故事から、朝顔のことを漢名で「牽牛花」、朝顔の種子を「牽牛子(けんごし)」といいます。
七夕の彦星は「牽牛星(けんぎゅうせい)」と呼ばれることから、織姫の「織女星(しょくじょせい)」には「朝顔姫(あさがおひめ)」という異称があります。とのこと。
【2. 花言葉】
次はこちら。朝顔の花言葉は「愛情」「固い絆」「明日も爽やかに」。ツル性の植物であること、1日を清々しく始める象徴であることに由来します。
色別の花言葉もあります。
・白:あふれる喜び、固い絆
・青:儚い恋、短い愛
・紫:冷静、平静
・赤:儚くも情熱的な愛
・ピンク:安らぎに満ちた気分
花の色によっても花言葉が違うんですね。ちなみに我が家で数年前から育てている朝顔は、紫色だったかと思いますので、朝開花しているのを見る度に心が落ち着くのがわかりました。
朝顔は「縁起がよくない」といわれる理由
次は、それでは、縁起がよくない理由などんなものでしょう。記事では下記のような理由が紹介されていました。
【1. 儚さの象徴】
朝顔は、朝咲いて夕方にはしぼんでしまうため、儚い恋や短い愛、報われない思いを連想させ、縁起がよくないとする説があります。
【2. 絡みつくから怖い】
ツルがしっかりと巻きつく様子から、「あなたに絡みつく」「離れられない」「執着」「束縛」といったイメージを連想させることもあります。
これらは大した理由ではありませんし、ちょっと解釈を見直せばこれらの特徴も全て縁起が良くなる予感に変わってきます。
朝顔はこれからも日本の夏に幸運を運んでくれることでしょうから、大切に育ていきたいと思います。
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