<近所迷惑?>庭木を切る人が増えているのは気のせい?理由は植物の好き嫌いではなく…
みなさんは、住まいにこだわりはありますか? 今回は最近、庭に植木がないお宅が多いように感じるという投稿者さんからの投稿を紹介します。かつては多くの住まいにあった庭木ですが、近年では庭をすっきりと舗装し、草木をなくす家庭が多いのではないでしょうか。どうして庭木を嫌う人や、切ってしまう人が増えているのか、投稿者さんは考えるようです。
2025年11月7日 9時30分 ママスタ☆セレクト
庭木が減った?
確かに、これは同じように感じていたという人も多いかもしれません。と言うのも自宅周辺でも地主さんの旧家で、妙にスッキリしたと思ってよく見ると、大きな木が無くなっていたり、または町の視界が急に開けたと思ったら、大きく剪定されていたりする場面があります。
それまでは多少鬱蒼としていても、それは大きなお屋敷あるあるかと勝手に思っていましたが、実は地主さんたちも止むに止まれぬ事情があるようです。
記事にあったのは、『植木が嫌いな人が増えていますよね。庭の木を切ってしまうのはなぜ?』という疑問。投稿者さんのお宅は庭が広く、除草作業や植木で年に20万円ほどかかるそう。草木が好きな人はキレイな庭に日々、心をときめかせるでしょう。でも誰もが草木を好むとは限らないようです。
植木の管理は想像以上に大変
『植木があったけれど数年に1回業者に切ってもらったのが面倒くさかった。あと地面の雑草か伸び切ってイヤ。だから駐車場を広くして、植木を全部切って地面は防草シートの上に砂利。楽になったよ』
『歳をとり、手入れできないなら切ってしまうというのは自然なこと。庭木を切る、その理由が「嫌い」なのだと考えるのはあまりに短絡的だよ』
『毛虫がイヤだから切った』などのご意見もあったようです。
記事に書かれていたのは、庭木を育てる上での課題は、維持管理の大変さにあるかもしれません。広い庭を持つ家庭では、草刈りや落ち葉の掃除、虫の駆除なども必要です。それは労力と費用の両面で負担になるでしょう。庭木はただ眺めているだけでは美しい姿を保てません。
買ったときは20cmだったユーカリも、地植えにしたらあっという間に5mになってしまいます。数年に一度ではなく、季節ごとに手入れをする必要があり、それがママたちにとっては大きな負担となるでしょう。
体力の限界も
さらに、住む人自身が歳を重ねると体力的に管理が難しくなります。若い頃は趣味の一環として楽しめても、高齢になると業者に任せざるを得ず、費用もかさむ。その結果「もう切ってしまおう」と判断する家庭が増えるのは自然な流れかもしれませんね。とありました。
これが私たち庶民レベルなら、せいぜいプランターの草花や敷地周辺の雑草くらいですので、半日あればキレイに出来るのですが、敷地が広ければそれなりに手間とコストがかかってしまうものなんですね。憧れの広いお庭も、現実はなかなか厳しいです。
近所に迷惑をかけることへの不安
記事では他にも理由が書かれていました。庭木は美しい一方で、近隣に迷惑をかける存在にもなり得ます。とくに空き家問題とも絡み、庭の手入れがされず荒れ放題のケースは近隣住民にとって深刻なストレスに……。庭木が森のように繁り、害虫の温床になることもあるため「管理できないなら切ってほしい」と考える人が増えるのも当然でしょう。
庭は個人の所有物ですが、環境的な影響は隣近所におよびます。結果として、好き嫌いというよりも周りに迷惑をかけないために伐採を選ぶ人がいるのでしょう。ということです。
きっと皆さんのご自宅周辺にもあるのではないでしょうか。築50年以上の木造住宅で、すでに誰も住んでいない状況だということがわかる家。敷地周辺には草が木になり無尽蔵に生い茂り、それが道路や隣地にも飛び出しているというケース。
これは空き家問題にもつながりますが、こうなってしまうと歩行者に当たったり、害虫の繁殖や臭気なども発生し、ご近所のみならず町の公害となってしまいますので、やはり注意が必要です。
それでも庭木を愛する人も
一方で、庭木を生活の一部として大切にしている人もいます。植物との暮らしを楽しんでいるのでしょう。植物は季節のうつろいを教えてくれ、実をつけることで小さな喜びを与えてくれます。都会で暮らす人にとって、庭木や植木鉢の存在は自然と触れ合える貴重な機会なのかもしれません。ということも書かれていました。
もちろんそれも当然有りです。人は何かに手間を掛けて成長を見守ることで、生きる希望を持てたりするものだと思いますし、また季節の花を楽しみにしたり、その美しさに触れることもとても有意義なことに違いありません。
今日の記事を拝見していても思いますが、人間は確実に歳を取りますし、その過程では生活スタイルや暮らし方にも変化が求められる時がありますので、時には本当に残念ながら伐採を選択される場合もあるでしょう。
人によっては生涯土を触っていたい、手間を掛けたいという方ももちろんいらしゃいますので、人それぞれのライフスタイルによって、おおよそ責任を持てる範囲で暮らしを楽しめれば良いのではないでしょうか。






