「屋根が飛んだ」関東で突風か 天気急変…帰宅時間帯にゲリラ雷雨 日中は猛烈な暑さ
猛烈な暑さだった11日、関東では午後、一部の地域で天気が急変。突風で屋根が飛ばされる被害も出ました。
■帰宅時間帯にゲリラ雷雨
11日午後6時15分ごろ、栃木県宇都宮市で、空を覆う黒い雲。わずか5分後には、雨具の準備をする間もなく、突然、雨が降り始めました。
2023年7月12日 9時35分 テレ朝news
夏の自然災害
日本全国の自然災害に対して、お見舞いを申し上げたいと思います。
夏の前後も自然災害が多い日本ですが、今年もまた全国で被害が発生しています。
昨日も日中は猛暑となっていましたが、夕方になって関東北部を中心に大荒れの天気となっていました。埼玉県では突風とみられる強い風が発生し、被害も出てしまったようです。
屋根が飛ばされる
記事にあったのは、加須市にある住宅の道の真ん中を、屋根がふさいでいます。目の前の家に住んでいる人は、次のように話します。「すごい雷と風だったから、ぶつかったことが分からなかった」とか。
また、幸手市でも、11日夜に「3~4軒の家の屋根が飛ばされた」という119番通報が相次いで寄せられたということで、こちらの住宅は、家の屋根が完全になくなってしまっていますという記事もありました。
停電にもつながります
さらに記事によれば、茨城県境町でも倒木などの報告が数十件寄せられたほか、埼玉・茨城・栃木・千葉の4県で、合わせて一時およそ1850戸が停電したそうです。
他の報道でも、埼玉、茨城、群馬でも同様の被害が相次ぎ、これまでに少なくとも77件の被害が確認されているということです。
風圧対策が無い家
いつもお伝えしておりますように、とにかく日本の建築では、これまで耐震性能には十分な対応をしてきたと思うものの、風に対する強度確保については、決して安心出来るものではないんですね。
それこそ昭和の時代は風で飛ばされないように、重い瓦を載せていましたから、それが地震の被害を大きくしていたんですけど。
逆に最近の木造住宅では、なるべく軽い屋根が採用されることがほとんどですので、一層風には弱くなっていると言えます。
沖縄並の対策が必要です
気象条件の変動によって、関東地域でも台風の直撃を受ける確率が上がっているのは間違いないのですが、その対策は基本的に取られていません。
沖縄では道端の電柱ですら、本州と比べて耐風圧の設計がされていますし、建物はもちろんほとんどがRC住宅になっています。
したがいまして、東京においてもこれからの気象条件を考えると、RC住宅に建て替えを進めておく必要があるということです。
少しでも早くご決断をされた方が良い結果となると思います。
RC住宅の資料を是非お気軽にご請求ください。