トイレ掃除からの解放 第3回 トイレ掃除からの解放 -“勝手に洗う“トイレ、LIXIL「サティス」の泡と水流の工夫
「トイレ掃除から楽になりたい!」という切なる願いから出発したこの短期連載、各社の「お手入れが楽」なトイレを取材していく。今回はLIXIL(リクシル)の「サティス」シリーズだ。なお、どのメーカーでも特に上位モデルは優れた清潔機能を備えているが、人間による掃除を完全に「ゼロ」にできるわけではない点はご承知いただきたい。
2025年11月4日 8時0分 マイナビニュース
トイレの進化
ほぼ毎日トイレ掃除を担当されている方にとって、少しでも手間が減らせたら嬉しいことに違いありません。
もちろん住設機器メーカー各社でも、日々研究開発が行われていますので、少しづつですが進歩しているものの、劇的な変化というのは10年に一度くらいでしょうか。
最近水まわりの機器で進んでいる機能が、自動洗浄や汚れ防止を目的としたもので、各メーカーで競われている部分だと思います。
LIXIL(リクシル)の場合
記事によれば、毎日のトイレ掃除で「便器の底の汚れ」や「尿ハネによる床掃除」に悩む人は多いはず。凹凸や継ぎ目に汚れがたまりやすい、便鉢の隅々まで水が回らない、落ちにくい汚れや跳ね返り……など、トイレ掃除で気になる場所はたくさんある。そんな悩みを解決してくれるというのがLIXIL(リクシル)のタンクレストイレ「サティスX」だ。掃除を楽にするトイレをじっくり見てきた。ということ。
確かに言われる通り、トイレの汚れは便器だけにとどまらず床や壁にも飛びますし、便器内部の機能部や素材の継ぎ目などでは細かな溝や部品も気になるところだと思います。
ちなみに現行のSATIS(サティス)シリーズはLIXILが手がけるINAXブランドのタンクレストイレ。3タイプあり、すべてタンクレスだ。価格(税別、工事費別)は「X」が49万7,000円~、「G」が38万7,000円~、「S」が32万6,000円~。特にXタイプは豊富なカラー展開が特徴で、高級感あるデザインが好評だという。ここでは最上位モデルのサティスXを中心に取り上げる。とのこと。
上記は便器1台の金額です。昭和の時代からすると倍くらいになった感じがします。実はよくみてみると、機能部と呼ばれる便座と洗浄部分、リモコンなどの電子部品の価格設定が高額になっている印象です。
さらに、いわゆるタンクレスタイプの場合は別途手洗いが必要になりますので、カウンタータイプの手洗いを設置することになり、その分もコストアップの要因となります。
掃除回数激減
記事によれば、サティスXには「泡クリーン」という機能も。これは、設定時間になると自動で泡を排出して、便鉢内を約3時間つけ置きした後に自動で流すという機能。底の汚れや黒ズミ対策となり、掃除の頻度を減らせる。また、泡がクッションになって、トビハネ汚れの防止にも役立つという。
一般的なトイレは「使うたびにブラシなどでの掃除必須」「床や便座裏の掃除も必須」だったが、サティスXに交換したLIXIL社員の例では、掃除の頻度も1回当たりの掃除時間も大幅に減ったという。目立つような汚れが付きにくいこともあって、だいたい1カ月に数回の掃除頻度とのこと。ほとんど毎日トイレ掃除をしている筆者からすると、にわかには信じられず、うらやましい……。と書かれていました。
そう言われるとなんとも羨ましいご意見ですね。それだけ掃除の回数や時間を減らすことが出来たら、これは投資の対象と考えても良いのではないでしょうか。
停電時も安心
さて、タンクレストイレは「停電時に流せない」と言われ続けています。タンクレストイレはタンクがないぶん、水道と直結して電気制御で水を供給している。そのため、製品によっては停電時には通常通り水を流せない場合があるということ。
記事で紹介されていたサティスXおよびサティスGは小型タンクを内蔵しており、停電時はタンク式トイレと同じ仕組みで給水でき、使用後は手動レバーで排水可能。断水時にはバケツの水で直接流すこともできる。とのことです。
便器も消耗品
今回はリクシルさんのサティスが紹介されていましたが、現在国内で便器を検討するとなると、他にはTOTOさんやパナソニックさん、一部海外メーカーのグローエさんなどから選ぶことになります。
多様な機能を比べる場合もあるでしょうし、デザイン優先で決定されることもありますが、出来れば便器もお試しが出来ると良いんですけど、最新型はなかなか難しいかもしれません。
実はこの便器も家電と同様に10~15年で寿命を迎えることが多いので、買い換えを迫られることになります。以前のように新築から建て替え時まで使うということは少ないのではないでしょうか。
便器選びも好みの分かれるところですね、アドバイスが必要な時は是非お気軽にご相談ください。






