ということで、今日は「コンクリート住宅の日」ですね!
えっ!まだご存知なかったですか。それは大変失礼いたしました。実はこれ、2010年に日本記念日協会によって正式に認定された立派な記念日です。
もしかすると、これもご存知ないかもしれませんので、改めてお知らせしておきますが、コンクリート住宅はデザインの自由度が高いだけでなく、他の住宅構造と比べて耐震性・耐火性、災害に対しても絶対的な強さを発揮します。耐久性が高いため、産業廃棄物の発生を抑制し、住宅としての資産価値も長期にわたり維持されます。
ところが、残念ながら一般の方には「コンクリート住宅は高嶺の花」「コンクリート住宅は寒い」「木の家の方が健康にいい」など、事実と異なるイメージをもたれているケースが多くあります。
世界はもとより日本各地で継続的に発生している自然災害と、これによる大きな被害が報道されている今、より災害に強い住まいであるコンクリート住宅を普及させることは、私たち建築業者の社会的使命でもあります。
近年ではより高性能な断熱性や気密性でも有利な構造ということから省エネにも適していることが認められてきましたし、さらにその防音性能を求められることも多くなりました。
是非この機会に、「コンクリート住宅の日」を覚えて頂き、皆様にとって正しい知識を知る契機となって、ひとつでも多くの家族で災害に対する不安が軽減され、長期に渡り安全で快適なコンクリート住宅で暮らして欲しいと思いますので、家づくりをご検討の際にはコンクリート住宅をご検討頂けると嬉しいです。
ではこちら。
異常気象はことしも? 台風は発生後すぐ日本へ“接近”のおそれ 夏は猛暑か 「エルニーニョ」から「ラニーニャ」へ
気象庁の「エルニーニョ監視速報」が、5月10日に発表されました。
それによりますと、去年の春から続いている「エルニーニョ現象」は収束に向かっていて、その後平常の状態になり、夏から秋には「ラニーニャ現象」が発生する可能性が60%と高くなる見込みです。
2024年5月10日 15時17分 CBC NEWS
異常気象が常に
記事の題にもありましたが、今年「も」異常気象になるのでしょうか?
まずはここでおさらいをしておきましょう。そもそも「エルニーニョ現象」「ラニーニャ現象」とは何なのか、ということ。
エルニーニョ現象
記事によれば、エルニーニョ現象は、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米ペルー沖にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。
ラニーニャ現象
一方で海面水温が平年より低い場合は、ラニーニャ現象と呼ばれ、遠く離れた海面水温が、日本を含めた世界中の異常な気象の原因になります。
これまでの日本では、2020年と2022年が該当します。気象庁の資料によりますと、ラニーニャ現象が発生した2020年は、全国的に暑い夏となり、特に静岡県浜松市では8月17日に歴代最高気温41.1℃を観測(2018年7月にも埼玉県熊谷市で同気温)したということです。
暑い夏に
上記の例でも分かるとおり、ラニーニャ現象が発生すると、暑い夏になることが多いのが特徴です。気象庁が発表していることしの夏の長期予報でも、全国的に平年より気温が高くなる可能性があるということです。
台風上陸も
さらに、表題にあった通りラニーニャ現象が発生した夏の台風は、以下の特徴があります。
・平常時に比べて西にずれる傾向がある(夏は北に、秋は西にずれる傾向がある)
・秋、台風の発生から消滅までの寿命が短くなる傾向がある
つまり、ことしの夏はいつもの年に比べて、日本に近い所で台風が発生することが多くなり、発生した後は短い時間で日本に接近する恐れがあります。
ということで、やはり日本に必要な家とは、強くて快適なRC(コンクリート)住宅一択ということです。