カムチャツカ半島沖地震は東日本大震災以来「最大」米地質研究所
今回の地震が2011年の東日本大震災以来、最大だったことがわかりました。
アメリカの地質研究所は、ロシアのカムチャツカ半島沖で起きた地震について、2011年の東日本大震災以来最大の地震となったと発表しました。また、1900年以降に世界で発生した地震の中でも「10位以内に入る巨大地震だった」としています。
2025年7月30日 19時29分 日テレNEWS NNN
M8.8の地震が発生
本日午前中に、ロシアのカムチャツカ半島付近を震源にしたマグニチュード8.8の地震が発生したということで、日本でも北海道から和歌山県にかけての沿岸部に津波警報が発表され、各所で避難指示も発表されていました。
この酷暑の中での震災となれば、気象条件だけでも災害レベルの上に避難を余儀なくされることを想像せずにはいられませんが、それは相当困難な状況に違いありません。
昨日も防災意識について記事を取り上げさせて頂きましたが、災害は本当に何の前触れもなく、突然に発生するものです。それだけに日頃の防災意識と準備が重要ということです。
日本のメディアではあまり現地の様子が報道されていないように思いますが、それはきっと日本の被災者さんに対する配慮だったり、他にも大人の事情があるのかもしれません。
津波も発生
ネットにあったロシアメディアによりますと、カムチャツカ半島の一部地域では最大で4mの津波が到達したということです。
さらに、SNSに投稿された現地とみられる映像では、押し寄せた津波が沿岸に建つ倉庫などの建物やコンテナなどを押し流しながら陸地へと流れ込んでいく様子が写っています。
一方、記事によれば最大3メートルの津波の到達が予想されていたハワイは夜になっています。これまでのところ、マウイ島でおよそ1.7メートルの津波が観測されていますが、被害などの情報は入っていません。
余震と被害状況
現地では商店などが臨時休業になったほか、航空便の欠航も相次いでいます。
アメリカ気象当局によりますと、津波はさらに日本時間の午後5時前に、アメリカ西海岸のカリフォルニア州にも到達したということです。
現地ではこの後も大きな余震が発生する可能性があるということですので、全く予断を許さない状況だと思いますし、周辺地域でも気が抜けない状況が続きそうです。
場合によっては日本からの応援が必要になっているかもしれませんので、今後の情報を待ちたいと思いますが、こういう時くらいはオールドメディアでもしっかりと報道して欲しいものです。
この地震で被災された方の被害が最小限でありますように、お祈りしています。