「無力さを感じます」最悪の山火事でスペインの街は壊滅状態…故郷守るためバケツやホースで住民らも消火活動 隣国ポルトガルでも
熱波が続くスペインやポルトガルで相次いでいる山火事。
被害はさらに拡大し収まる気配はありません。
山火事に巻き込まれた街は壊滅状態。
住宅の屋根は焼け落ち、外壁しか残っていない状態です。
2025年8月19日 17時35分 FNNプライムオンライン
スペインの山火事
日本においても連日の酷暑ですが、これはもちろん日本に限ったことではありません。同じ南半球にある各国でも状況は同様で、場合によっては日本以上に被害が拡大している国があったりします。
以前にもここで書かせていただきましたが、(以前の記事はこちら)今年の6月にはすでに46度を記録していましたので、そこから2ヶ月経過していても、いまだに沈静化する様子が見られない状況のようです。
記事によれば、住民:無力さを感じます。どう説明したらいいのか分かりませんが、至るところに煙が立ちこめ逃げる以外に何もできませんでした。
8月発生したスペインの山火事では、これまでに消防士など4人が死亡。EUの気象機関によると、スペイン全土では2025年、山火事などの影響で34万ヘクタールが焼失。2006年の観測開始以降、最悪の被害規模となっています。
住民は「隣人と協力し合って助け合わなければなりません。私たちはすでにバケツを持ってここにいます。電気が止まってしまい、ホースやモーターを使えないのです」と厳しい現状について語りました。
ポルトガルでも
一方、まだ火が届いていない地域では住民らが伸びた枯れ草を刈り、燃え広がるのを防ごうとしていました。とも書かれていました。
さらに、山火事は隣国のポルトガルでも続いています。強い風のせいか、消火した箇所でも火がくすぶっているのが分かります。
住宅街の近くで見られたのは、家庭用のホースで消火を試みる住民の様子。各地で山火事が相次いだため、この地域に消防隊が来ず、地元の住民たちだけで対処する他なかったといいます。
ポルトガルでは、これまでに消防士など2人が死亡。
現地メディアによると、18日時点で3600人以上の消防士が各地で消火活動に当たっているということです。
これがニューノーマル
すでに6月の段階で、世界保健機関(WHO)の気候変動・保健専門家さんは、温暖化による気候変動が可視化し、猛暑が極端な現象ではなく「ニューノーマル」(New Normal・新しい標準)に位置づけられたと評価した。とも書かれていました。
とにかく今の状況は何も特別なことではなく、これが常態化する気象条件と思わなくてはいけません。そんな中で安全かつ快適に暮らすことを考えて、準備していかなくてはいけないのです。
その第一歩が断熱性能と気密性能の高い住宅に省エネ性能の高いエアコンを設置した家で暮らしていただくということなんです。
機会があれば、高性能RC住宅を是非ご検討ください。