【中古戸建て】築30年超の6割で雨漏りの疑い!?梅雨時に見直すべき「自宅の弱点」とカビを防ぐエアコンの盲点
近年、梅雨後半の大雨や長引く湿気など、住まいにとって過酷な気候が増えています。ジメジメした季節は不快なだけでなく、実は普段目を向けない「自宅の深刻な弱点」が露わになるタイミングです。晴れの日にはプロでも気づきにくい雨漏りや結露のサインが、雨の多い季節だからこそ見つけやすくなります。
ホームインスペクションならさくら事務所!【公式チャンネル】2026年7月10日 8時0分
日本の環境と暮らし
日本の国土において、梅雨から夏にかけては世界でも有数の過酷な環境ですが、これは人間はもちろんのこと、住まいにとってもまた大変厳しい環境に違いありません。
住まい=木造という一択だった時代では、人の命よりも木材の方が大事と思われていたようで、木材を延命するために考えられた施工方法では、構成される部材同士にはスキマを設けて風が通るようにしていました。
もちろん断熱という概念は無く、ほぼ自然と同等の環境で暮らしていましたので、湿度を調整することも出来ず、自然の風を待つしかありませんでしたので、今の気象条件では本当に命に関わることになります。
中古住宅の雨漏り確率
今日の記事では、ホームインスペクターである、さくら事務所さんが、データから見えた雨漏りのリアルな確率と、梅雨時にやってはいけない間違ったエアコン・換気の使い方を分かりやすく解説されていました。
さくら事務所が実施した中古一戸建てのホームインスペクションデータ(約1,000件)によると、雨漏りを疑うシミ跡や形跡が見られた確率は、築年数ごとに以下のような驚きの結果となっています。
・築10年まで:一桁台(%)にとどまる
・築11~20年:20%前後(5棟に1棟の割合で急増)
・築21~30年:38%(約4割の物件で確認)
・築31年~:60.7%(6割超の物件でリスクが顕在化)
ということでした。
耐用年数と事故対応
なかなかにショッキングな結果ですが、このあたりの数字からも、木造住宅の法定耐用年数が22年と決められていることの要因であるように思います。
もちろん雨漏りはあってはならない事故ですし、そこから著しく家の劣化が進んでしまうことがありますので、なるべく早急に対処修理をする必要があります。
記事にもありましたが、実は本人が気づいていないだけの「隠れ雨漏り」は決して珍しくありませんので、梅雨から夏の間の時期こそ、ご自宅でセルフチェックしてみると良いのではないでしょうか。
セルフチェックのすすめ
紹介されていたセルフチェックは、天井だけでなく「外壁に面した壁」を見る 雨漏りは壁から伝うケースの方が多いです。本棚や家具の裏側など、普段見えない壁面に「部分的なカビ」や「壁紙のめくれ」がないか確認しましょう。
和室の木部や窓枠の上部 木材が露出している和室の天井や壁は変化が分かりやすいため要チェックです。また、サッシの縁の上部も水が溜まりやすい弱点です。などがありました。
エアコンの使い方
次にあったのは、梅雨時のカビ対策として掃除は基本ですが、毎日の「エアコンの使い方」にも重大な盲点があります。「内部クリーン運転」は絶対に切らない。冷房使用時、エアコン内部では激しい結露が起きています。運転停止後に自動で切り替わる「内部クリーン」は、その水分を乾燥させるための機能です。とありました。
エアコンの使い方として正しいのは24時間連続運転です。記事に書かれていたのは、断熱性能の低い住まいで、電気代を節約したい場合や事情があって停止しなければならない場合の対処方法と思ってください。
正しい換気扇と給気口
さらに記事では、室内の空気が淀んでしまうと、特定の場所に湿気が溜まり、カビの条件が揃ってしまいます。
・壁の「給気口」を開けておく 「外のムシムシした空気が入るのが嫌だから」と給気口を閉め切るのはNGです。給気口から新鮮な空気を取り入れ、換気扇から捨てるという一本の「空気の通り道」を作ることで、家全体の湿気の淀みを防げます。と書かれていました。
これは概ねそのとおりで、一般的な24時間換気システムの場合は換気扇で室内の空気を排出していますが、排出する量と同等の空気を供給しなければ換気にはなりません。
したがいまして、換気扇と給気口はセットとなるもので、給気口は年間を通じて開けておかなくてはいけないものなのです。
出来れば、サーキュレーターを併用して、窓の無いお部屋や風が通らない部屋の隅に向けて空気を移動させて頂けると安心です。
日本の夏を快適に過ごすなら、住まいはRC住宅がオススメです。






