注文住宅「2階にトイレ」は必要?5年住んで実感したメリット2つと“想定外の気づき”
戸建住宅を建てる際、トイレの数を1つだけにするか、各階に設置するか、迷う人も多いのでは? そんななか、「1階と2階それぞれにトイレを設置したら暮らしがラクになった」と語るのは、整理収納アドバイザー1級で住宅収納スペシャリストの資格をもつ武井優音さん。今回、武井さんが実感したメリットと、想定外だったある「気づき」について、詳しく語ります。
2026年5月20日 20時0分 ESSE-online
トイレは人数分
結論から申しますと、トイレは2階にも必要です。と言いますか一家に2カ所は有っても良い設備ではないでしょうか。
このようなことを言いますと、「誰がお掃除をすると思ってるんですか?」と怒られそうですが、そこはご家族でお話をして頂くか、旦那さんに命令するほかありません。
実は、海外生活の長い方や恵まれた環境で暮らされているご家庭では、トイレは各自専用の設備となっている場合もございます。これまでの日本の暮らしでは想像し難いですが、実際にそういうオーダーを頂くケースもあります。
2つ有って良かった
記事に書かれていたのは、マンション暮らしが長かったこともあり、家づくり中は「トイレは1つで十分かも」と思っていましたが、戸建てで暮らしてみると2つにしてよかったと感じる場面が増えました。子どもの帰宅動線や夜の過ごし方、来客中の気づかいなど、日常のなかで“もう1つある便利さ”を実感しています。
さらに、先日親族の体験談を聞いて、年齢を重ねた先の安心にもつながると気づきました。今回は、1階・2階にトイレを設けてよかった理由をまとめます。とのことです。
筆者自身も家づくり中は「夫婦2人にいずれはなるだろうし、トイレは1つでも十分かな」と考えていました。でも実際に暮らしてみると、トイレが2つあることで助かる場面が想像以上に多いと感じています。
トイレの位置と動線
まずよかったのが、1階玄関前にトイレをつくったこと。子どもって帰宅してすぐ「トイレ!」となることがよくあります。学校や外出先で我慢していたり、家に着いてホッとした瞬間に行きたくなったり。
玄関からすぐ行ける場所にあると、リビングを通らずにすみ、家の中がバタつきにくいというメリットが。また、大人にとっても出かける前に立ち寄りやすく、出発までの動線がスムーズ。この場所にして正解でした。と書かれていました。
住宅のプランを検討している時には、その位置について意外にも無頓着というか、余ったスペースに置かれているケースを見かけますが、本来はもう少しその妥当性というか、意図があるべきだと思います。
音や臭いのストレス
東京の住宅では、一つのフロアが30平米くらいの広さだったりすることもありますので、そのような場合はさほど影響もなさそうですが、それでもトイレの位置によっては、音や臭いがストレスになる場合もあります。
ちょうど記事にも書かれていました。
わが家は幸い、1階トイレがリビングから少し離れた場所にあり、くつろいでいる時間も音が気になりにくい間取りです。ただ実際には、間取りの都合で「トイレをリビングから離すのが難しい」家庭も多いはず。
そういうときこそ、トイレが“もう1つ”あることが、気持ちのラクさにつながると感じます。たとえば来客中、2階で過ごしているときに「トイレに行きたくなった…」となったとき。1階に1つしかなかったら、リビングを通る動線だと気をつかいます。
家族だけなら気にならないことでも、来客中は「今行って大丈夫かな」「音が聞こえたら気まずいかも」と無意識に遠慮してしまう可能性があるでしょう。
でも、別の階にもう1つトイレがあれば“気づかい”も減ります。来客中のことを考えてみると、トイレが離れて2つあることは大きなメリットだと思いました。と書かれていました。
来客な無くとも体調の変化はある
もちろんこのようなお悩みも、どれほど来客があるかわかりませんが、一般家庭ではそれほど多くはないでしょうから、来客時を想定する必要はないかもしれません。
次に書かれていたのは、そしてもうひとつ、家を建てたときには想像しきれていなかったのが、「将来の体調の変化」です。高齢になってきた親族から聞いた話がとても印象に残っています。
その人は、パートナーが一度病気をしてから、トイレに行く回数や、トイレにこもる時間が増えたそうです。これまでは「1つで十分」だと思っていたけれど、今は自分が使いたいときに使えないことで困っているそう。
「2つあるとよかった」という言葉が、妙に現実味をもって心に残りました。
ほかにも、体調を崩したとき、感染症のとき、年齢を重ねてトイレが近くなったとき。そんな場面で、もう1つ別のトイレがあることが、安心につながるのだと気づかされました。とありました。
プラスワンの検討を
子育てをご経験された方や、家族の介護を経験された方、もしくはすでに一定の年齢を重ねられていらっしゃる方では、より現実的にその必要性を感じられていることと思います。
お掃除の問題もあるかもしれませんが、それ以上に人間の尊厳を保護、尊重しなければいけませんので、もしこれから家の間取りを考えることがありましたら、是非トイレのプラスワンをご検討ください。






