「防災リュック」では家族を守れない…地震で「死なない環境」を作るために「自宅」でじつは最優先すべき驚きの対策
南海トラフ巨大地震は、近い将来の発生が想定されている「あり得る未来」です。それも、かなり高い可能性として。我が家は日本海側だから関係無い? 確かに南海トラフ巨大地震の影響は軽微かもしれませんが、日本に住んでいる限り、「いつでも・どこにでも」最大規模の大地震に見舞われる可能性はあるのです。
2026年3月10日 7時0分 現代ビジネス
防災とコスパ
なかなかショッキングな記事かもしれません。
明日は3月11日ですが、その前日となる今日は一晩でおよそ10万人が犠牲になったとされる東京大空襲から81年ということです。地球上からは未だに戦争が無くなることがありませんが、諦めずに語り継いで欲しいと思います。
さて、今日の記事では真剣に防災の本質を語られていましたので、日本に暮らす全ての人に知ってもらいたいと思いますし、是非実践して欲しいと思いましたのでご紹介させて頂きます。
まず記事にあったのは、大地震は24時間365日いつでも生じます。であれば、できるだけ「遭遇する可能性が高い」状況から対策をした方が、「コスパ」が良いわけです。外出時の備えの前に、まずは自宅・学校・職場の地震対策を万全にすることをおすすめします。ということでここからは、多くの方にとって最も地震に遭遇しやすい「自宅」の対策について解説いたします。
防災リュックで自宅は守れない
防災と言えば「防災リュック」を作成すること、と考える方は多くいると思います。防災リュックには市販のセット品も多くあり、正直なところかつては「このセットは本当に役立つのか?」と不安になるような商品も多くありました。しかし昨今、被災地の声がSNSなどを通じて広く拡散されるようになったことも受け、「被災者の声を生かした、避難所で本当に欲しかった防災セット」なるものも増加しています。
実際、こうしたセットには良いモノも多く、ひとつふたつ購入して自宅に置いておくことは、防災の一歩目としても有効です。ところが、防災リュックを購入して玄関に設置すると、「これでひと安心」と防災対策を終えてしまうことがよくあります。防災リュックを購入しても自宅が頑丈になるわけではなく、津波を防げる無敵のバリアが張られる訳でもありません。防災リュックはあくまでも防災の一要素でしかないのです。とのことです。
何故か多くの日本人が何の疑いもなく自分は助かる、という根拠の無いラッキーなストーリーを元に防災グッズを購入していましたし、その防災グッズがどんな場面でどれだけ有効に使えるものなのか、そんなことも考えずに用意していたのではないでしょうか。
確かに、防災グッズは運良く生き延びられた場合に、役に立つかもしれませんが、本質的な家が丈夫になったり、燃えなくなるわけではありませんね。
「死者」の声なき声を聞く
次に書かれていたのは、被災経験の無い方にとって、被災者の声は貴重な情報源です。我が家の防災においても、ぜひ参考にすべき教訓と言えます。しかし、防災の優先順位を考える際には、被災地や避難所から聞こえてくる「生者」の声の前に、「死者」の声なき声を聞くことが重要なのです。
大地震で倒壊した建物に押しつぶされた方、津波に巻きこまれてしまわれた方、大規模な火災から逃げ切ることができなかった方、こうした方々の声を聞くことができたら、どのようなアドバイスを得ることができるでしょうか。
水や食料はどうでもいいから走って逃げなさい、防災リュックの前に自宅の耐震リフォームをしなさい、恐らくはこのような声が聞こえてくるはずです。災害で命を落とされた方々の声をイメージすることで、本当に大切な対策が見えてきます。と書かれていました。
言われてみれば、生き残られた方の成功談はもちろんのこと、その前に必ず聞いておかなければいけなかったのが、亡くなられた方々の声ということです。
もちろん残されたご遺族の方々にとっては、とても辛いご経験だったに違いありません。しかし、今を生かされている私達は、尊い死者の声を想像することが大切なように思います。
命を守る「死なない環境」作り
そしてここから本質的なことが書かれていた部分です。自分や家族が死ぬことを想像するのは嫌なものです。そのため、家庭で防災を行う際には、自分や家族が全員生き延びた所をスタート地点にすることが多くあります。しかし防災の優先順位で言えば、この嫌なイメージを正面から受け止め、どのような事前対策を講じておけば家族全員が即死を防げるかを考えることが重要です。
命を守った後に生活を継続する準備、日常を再建するための備えは重要です。しかしこれらの対策は、災害で死ななかった後に初めて必要となります。まず「自分と家族が死なない」環境作りを考えてください。と書かれていました。
このような内容は、私達が語ることは難しいですし、必要以上に危機感を煽るようなこともしたいとは思いませんが、記事の著者さんもかなり思い切って書かれたのではないでしょうか。
建物対策と準備
さらに記事に書かれていたのは、「家」は大地震に対して天国にも地獄にもなる場所です。家が無事であれば避難所へ行く必要はなく、室内にある物も全て活用できます。健全な住宅は、我が家専用の防災倉庫になります。物が倒壊すれば、家は命を奪う直接的な危険になりますし、倒壊した木造住宅は「薪の束」となり火災を広げ、あるいは「バリケード」となり避難を遅らせる原因となるのです。地震対策の最優先事項は、家を潰さないことです。とも書かれていました。
この記事で書かれていたことは阪神淡路大震災を目の当たりにした時に、私が感じたことそのものですが、その想いを少しでも多くの方に届けたいと思ってから、すでに多くの時間が経過してしまいました。
その間にも東日本大震災を含め多くの震災や自然災害が発生してしまっていて、その度に多くの被害が発生している状況に、悔しい思いが続いています。
記事には家具の転倒防止や火災対策、避難計画などについても触れられていましたが、その話しの前にしっかりと考えておかなければいけないことがあるということを、多くの方に知って欲しいと思います。
住まいづくりを始められたら、この基本姿勢だけは決して忘れずに、まずは「自分と家族が死なない」環境作りを考えてください。その上で内装や設備を好きなだけご検討頂ければと思います。






