23区でも家庭ごみ“有料化”検討……50年後、処分場は満杯に 八王子の排出量、全国平均より2割少ないワケ【なるほどッ!】
日々の生活でどうしても出てしまうごみ。1人1日あたりの平均で851グラムが捨てられていますが、排出量が全国平均よりも2割少ない東京・八王子市では、さまざまな変化が起きていました。東京都は、東京23区での家庭ごみの有料化を検討しています。
2026年1月22日 9時53分 日テレNEWS NNN
家庭ごみの有料化
先日報道されていましたが、今のところは検討しているということですので、時期や金額などについてはまだ何も決まっていないようです。
ちょうど報道後に区議の方と会合で一緒になったので、板橋区ではどのように考えているのかを聞いてみました。都は無責任に区に任せるようなことを言っているようですが、先行して実施した場合などには、隣接する区に持ち込まれることが予想されているようです。
とはいえ、そう遠くはないいつかには、有料化が実施されるのは間違い無いでしょう。事業系のゴミが有料化された時もそうでしたが、すぐに慣れますし工夫もするようになりますね。
23区も有料ごみ袋へ
記事にあったのは、「1月の定例会見で、小池都知事は『ごみの最終処分については、埋め立てスペースに限りがある。さらに一層の減量化が必要』と発言しています。23区から出た家庭ごみが処分される廃棄物埋立処分場は、約50年後に満杯になる可能性があるといいます」
「ではどうするか。ごみを減らす切り札として家庭ごみの有料化が検討されているということです。今は23区なら、家庭ごみは出せば持って行ってもらえますが、自治体が指定する有料のごみ袋を使うことになるかもしれません」とありました。
ちょっと前から分別がややこしくなりましたが、焼却設備が整えば燃やしたほうがエコになることもありそうですので、50年という期限はもう少し延ばせるのではないでしょうか。
区ごとにお任せ
また、記事では、「これまでお金がかからなかったものがかかるとなると、びっくりされる方もいるかもしれません。そもそも指定のごみ袋の導入を決めるのは、東京都が一括してではなく、それぞれの区になります。そのため、いくらかは詳しく決まっていません」
「新宿区長でもある、特別区長会の吉住会長は『頂いたとしても、高いお金は頂けない』と現時点では言っています」
全国的には7割近くがすでに有料
「環境省の令和5年度の最新のデータによると、家庭ごみを出す時にお金がかかる市区町村は、全国で約67%です。全国の約3分の2は既に有料で、無料の方が少ないです」と書かれていました。
そうなんですね、全国的にはすでに半数以上の自治体が有料になっているということですので、この流れは止められないでしょう。
八王子を参考に
次に記事にあったのは、「家庭ごみだけでなく事業ごみも含んだ全国のごみの排出量は、1年で3897万トンです。単純計算すると、1人1日あたり851グラムのごみが捨てられているということになります」
「人口50万人以上の大都市で1日1人あたりの排出量が全国で一番少ない自治体は、東京・八王子市です。約698グラムと全国平均よりも約2割少なく、かなり差があります。理由が気になりますよね」とのこと。
八王子はゴミが少ないということ、なんとも不思議な傾向ですが、これにはきっと何かしら理由があるはずです。その手法を近隣の自治体に対しても。開示していただけると良いですね。
ごみの減少とマナーの改善
記事によれば、「八王子市は2004年にごみ袋を有料化しています。可燃ごみも不燃ごみも40リットル10枚入りで750円なので、1枚あたり75円。例えば4人家族で週に40リットル3袋の可燃ごみを出したとすると、ごみ袋に年間で1万1700円ほどかかります」とのこと。
年間の出費としては0が12,000円近くになりますので、それなりに余計な費用と感じてしまうかもしれませんね。
そんな八王子市では、「有料化前と比べ、どのくらい効果があったのでしょうか。有料化前の2003年度は12万9150トンが出ていましたが、2024年度は7万9781トンで4割くらい減っています。かなり効果があるとみてもいいんじゃないでしょうか」
「八王子市の担当者に、有料化して何が良かったか聞きました。ごみが大きく減ったのはもちろん、市民の意識が大きく変わったと答えてくれました」と書かれていました。
実際にごみの量が4割も削減できたら、それはとてもナイスな施策と言えると思います。
「さらに、集積所に出すのではなく個別回収を始めたところ、自分の家のごみを自分の家の前に置くことで、『あのごみはあの家のものだ』と分かりますね。そうなると、市民の方のごみ出しのマナーが良くなったそうです」
すぐに実施したら良いのに
「23区で家庭ごみの有料化を検討している狙いは、処理費用を減らすということではありません。ゴミを減らすことが大きな目的です。『これまで無料だったのに…』ではなく、ごみを減らす意識になるというポジティブなきっかけになるのかもしれません」と書かれていました。
こういった社会問題は、どれだけ自分ごととして捉えられるかが大切なように思います。これまでの日本では性善説を基本にマナーを期待したしくみでしたので、より良い社会の実現には今後のルール変更も仕方の無いことかもしれません。






