【買ってはいけない】寿命が短い中古戸建ての危険なサイン3選|建築士が内見時の「見分け方」を解説
中古戸建てを選ぶ際、「この家はあと何年持つのだろう?」と寿命が気になる方は多いはずです。実は、建物の寿命を大きく左右する要因は、「結露」です。
結露が起きて木材が傷むと、建物の劣化が促進されます。
2025年12月18日 8時0分 AIライター自動執筆記事
中古住宅で暮らす
これからの日本では、新築の一戸建てに暮らせる人は限られた人だけで、多くの一般国民は中古の戸建てまたはマンションを購入のうえ、リフォームしながら暮らしていくことになります。
となれば、中古の一戸建てを選ぶ上で注意しなければいけないことも当然にありますが、今日の記事ではそんな中でも特に結露に注目して解説されていましたので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
結露のサイン
■ 寿命を縮める「結露」を見抜く危険サイン3選
1. 窓の断熱性能が低い(シングルガラス・アルミサッシ)
2. 窓枠(窓台)が腐食していないか?
3. 24時間換気設備がついていない(2003年以前)
という3つが取り上げられていました。
どれも結露につながる事柄ですので、住宅選びの際にはチェックしておく必要があることに間違いありません。
断熱は常識
窓の断熱性能はとても大切な条件ですが、最低でもペアガラスが入っていて欲しいものの、年式によっては1枚ガラスの場合もあるでしょう。そんな場合はガラスを交換するか、またはインナーサッシと呼ばれる樹脂製のサッシを内側に増設する必要があります。
また、内見に行った時、窓の下側に付く木枠や壁の状態を観察して、黒ずみやシミが無いか、触ってみてところどころ柔らかくなっていないかなどをチェックすると良いでしょう。
換気も常識
24時間換気システムも、年式によっては設置されていない住宅がまだまだ多く残っていると思いますが、2003年の建築基準法改正以降に建てられた家には、24時間換気設備の設置が義務付けられています。それ以前の古い物件を購入する際は、換気設備がない可能性が高いですので、換気設備の増設が必要ですね。
暮らし方の常識
もし売主さんとお話し出来るタイミングがあったら、ガスストーブや石油ファンヒーターなどの暖房器具を使われていたか、是非伺ってみましょう。
もし、旧式の住宅で化石燃料を燃やすタイプの暖房器具を使われていた場合、見える部分はもちろんのこと、実は見えない部分の結露している可能性が高いです。
この目に見えない部分とは壁の中のことなんですが、この壁の中で発生している結露を壁内結露といいます。これが建物のみならず人間の健康も脅かす状態で、知らないうちに壁の中がカビで一杯になっているケースや、木造の場合は朽ちている場合もあります。
今回は結露に注目した内容でしたが、中古住宅を購入の際には、耐震はもちろんのこと設備などの劣化も確認する必要がありますので、出来る限りインスペクションを行うようにしましょう。





