65歳以上の“転倒事故”の原因は自宅が6割!対策すべき“キケンな場所”5つ
「自宅内でスリッパが脱げ、靴下が滑って転倒、前腕を骨折した」(70歳代・女性)
「風呂場で体勢を崩し、背部を打撲、肋骨を骨折した」(70歳代・女性)
これらは2025年に国民生活センターが紹介している事例だが、地震などの災害時に限らず、じつは平穏な日常生活のなかでも、高齢者の転倒・転落事故が年々増加しているという。
2026年1月28日 11時0分 女性自身
高齢者とは自分のこと
まだまだ先のことで、親の心配をしなくては、と思っていたらすぐに自分のこととなっているではありませんか。
65歳以上の転倒事故ということで記事が書かれていましたが、確かに日に日に劣化が進んでいることを実感するこの頃、皆さんも自分ごととして考えていただけると良いと思います。
転倒・転落事故
まず記事にあったのは、厚生労働省「人口動態調査」のデータによると、2023年の転倒・転落等による死亡者数は1万1千784人。近年、交通事故による死亡者数が約2千500人で推移していることから、交通事故死の4倍以上も命を失っているのだ。
「その背景には、超高齢社会の中で、ほぼ毎年高齢者人口(65歳以上)が増えており、この状況に比例するように転倒・転落事故件数も増加しているのです。と書かれていました。
これからも高齢者人口は確実に着々と増えていくことに違いありません。ということは、このままでは被害者も比例して増え続けるということになってしまいます。
ここから社会問題として行政にもしっかりと対策を行っていただき、自宅を安全な場所にしなければいけません。
主な原因は
まず高齢者が転倒・転落の主な原因はどのようなことなのかというと、筋力、バランス能力、反射神経、柔軟性、視力、聴力など、身体機能の低下が挙げられていました。
そして服用する薬の作用・副作用による立ちくらみ、運動不足などが挙げられますが、それ以外にも住み慣れた自宅内には、転倒・転落の原因となるリスクがたくさん潜んでいます。ということ。
危険な住まい
東京消防庁のHPによると、65歳以上の高齢者の転倒事故のうち、3万8千485人、全体の57.4%が「住居等居住場所」で発生していた(2023年のデータより)。すなわち約6割の高齢者が自宅で転倒していたのだ。
さらに、厚労省の別の調査では、転倒死の80%以上が、「スリップ、つまずき、よろめきによる“同一平面上”での転倒」が原因だと報告されている。つまり、危険な場所は、段差や階段だけでなく、平面な床などでの動作中の転倒が大半を占めているのだ。と書かれていました。
すでに屋外の歩道などでは、これまでなら段差という認識ではなかった、1センチ程度の凹凸でつま先をつまずいた経験があるという人は多いのではないでしょうか。
対策アドバイス
記事にあった転倒リスクの高い5つの場所の危ないシチュエーションについて、対策を含めたアドバイスがありましたので、一部を参考にしましょう。
【居間】
「床とカーペットやラグの段差によるつまずきを防ぐために、養生テープなどで端部を固定して段差を減らします。そしてスリッパを履いての移動はつまずきの原因にもなるので、かかと付きの室内用の「転倒予防シューズ」に切り替えましょう」ということ。
【階段・廊下】
夜間はとくに危険なので、足元の明るさを確保するための常夜灯やセンサー式の照明を増設する。そして床や階段には物を置かないようにすること。などがありました。
【浴室・脱衣所】
浴室内でのふらつき、滑り対策として手すりの設置。髪や体を洗った後は、立ち上がる前に床面をシャワーで流して泡を除去。脱衣所には滑り止めマットを敷く。入浴後は浴室内で体を拭き、バスローブを着てから暖かい部屋に移動して着替えること。
【玄関】
靴着脱時にバランスを崩したり、ふらつかないように、腰掛け用の椅子を常設しておく。
【寝室】
万が一、転落しても衝撃が緩和できるよう低床のベッドにする。また、起き上がり時のふらつきなどを防ぐための“ベッドガード”(手すりとしても有効な柵)を設置すると、より安全になる。とのことです。
冬の季節が危険
以前から言われているような、いわゆるバリアフリー的な対策は当然のこととして、住宅での暮らしをもっと安全にするために、何が足りなくて何を準備対策していけば良いのか、早急に研究開発を進める必要がありそうです。
記事では、高齢者の転倒事故は、12~2月という寒い時期にとくに多く発生するといわれている。高齢の親が転倒→骨折→寝たきりにならないよう、自宅内の危険リスクをチェックして対策を講じようと書かれていました。
高齢者は親だけではなく、自分自身も高齢者になるということも、同時に考えなくてはいけないことなんですね。住まいの対策と体力の維持を行い、好きな場所で安全快適な暮らしを続けたいものです。
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