注文住宅購入時「夫婦でもめた」が3割 – どっちの意見が採用された?
クランピーリアルエステートは4月23日、「注文住宅購入の意思決定についてのアンケート」の結果を発表した。調査は1月8日~22日、注文住宅を購入した経験のある既婚者336名を対象に、選択式・記述式のWEBアンケート方式にて行われた。
2025年4月25日 16時37分 マイナビニュース
注文住宅でもめる
またどこかの不動産会社さんがアンケート調査を行なってくれたようです。
注文住宅の購入という文言にもちょっと違和感を感じてしまうところが、建築屋なところ何ですけど、ここは一旦お伝えしておきますと、注文住宅は建てるもので購入するものではありません。
家を造る、建てるということと、売ったり買ったりすることって、似てるけど違うものだと思います。と、そんなことはさておき、夫婦でもめたと言われると、ちょっと穏やかではありませんね。
出資割合
早速記事に書かれていたのは、注文住宅を購入するときに「お金を出したか」と聞いたところ、お金を出した夫は94.0%、お金を出した妻は31.3%という結果に。
また、出資割合について聞くと、「夫が5割以上」(91.1%)や「夫が100%」(27.2%)のケースが圧倒的に多く、「夫婦で50%ずつ」(16.0%)出資するケースも見受けられたが、妻が過半数を負担するケースはあまり多くはないよう。ということでした。
調査対象の地域がどの範囲なのかわかりませんが、全国規模だとすれば概ね想像の範囲ではないでしょうか。
都心部に限って言えば、マンションの平均価格が1億を超えて2億とも言われるようになってきましたので、すでに一般標準家庭では旦那さんの収入で購入することは不可能です。
そこで注目されているのがパワーカップルと呼ばれる方達で、不動産業界や金融業界からも注目されているようです。
最終決定権者
続いて、購入する家を決めるにあたって、最終決定をしたのは「夫が決めた」が66.0%、「妻が決めた」が32.0%。妻が最終決定するケースも一定数見受けられたが、半数以上が「夫が決めた」と回答しており、夫のほうが資金負担の割合が高く、最終的な意思決定を行うのも夫が多いことがわかった。とありました。
この辺りも地域差が大きいようにも思います。こと都内に限って言えば、ややもすると数字が逆転するのではないでしょうか。もちろん旦那さんも希望は言うものの、奥様がNOですと決して先には進みません。
価値観の違い
次に、注文住宅を購入するときに夫婦で対立があったかと聞いたところ、夫35.2%、妻27.6%が「あった」と回答。対立の原因は「間取りや部屋数」(22.%)、「予算・価格の問題」(16.5%)が多数を占め、夫と妻で価値観に違いがあることが明らかに。
夫はなるべく予算を抑えつつ、費用対効果の高いものを選びたいと考える傾向が見られた一方、妻は品質や間取りなどにこだわり、快適な居住空間をつくりたいと考える人が多いよう。と書かれていました。
これはもう永遠の課題と言いますか、脳の構造の違いか、目の付け所が違いますので、とにかく相手の意見を尊重することに意識を集中してください。
でもこのアンケートを見て改めて確認出来たのが、品質や間取り、快適な居住空間をお求めの奥様が増えたお陰で、弊社へのお問合せも増えたのかもしれません。
後悔したこと
最後に、注文住宅を購入した後に後悔したことを教えてもらったところ、最も多いのが「間取りや部屋数」(17%)、次いで「立地」(12.4%)という結果に。
ただし「その他」を選んだ人も14.4%と多く、人によってさまざまな後悔ポイントがあるよう。男女別にみると、「夫」(13.7%)よりも「妻」(20.8%)の方が後悔を抱えていることから、注文住宅の満足度を向上させるには、女性の希望をしっかり反映させることが重要といえる結果となった。とのこと。
それはもう、当たり前のこと過ぎますが、住まいづくりにおいては女性の希望が全てと言っても過言ではありません。その上で旦那さんのご希望を実現することを考えなければいけません。
それと、あまりにもネガティブで他責志向な人は、注文住宅には手を出さないほうが良いように思います。なぜなら注文住宅に完璧はありませんし、信頼出来ない人、任せられない人が楽しむことは出来ませんので、結果後悔することになってしまうのではないでしょうか。
注文住宅で後悔して欲しくない。是非一度RCdesignにご相談ください。