子育て世帯に幸せをもたらす家の条件は家族の安心と快適さ。心と体の健康のために欲しいものとは?
LIXIL住宅研究所では、幸せをもたらしてくれる「家」の条件や住まいで心と身体の健康に良い影響を与えると感じるものなどについて調査を実施した。どうやら、幸せをもたらしてくれる家の条件には、家族の存在や睡眠が大きく影響しているようだ。詳しく見ていこう。
2026年5月27日 7時0分 SUUMOジャーナル
幸福は家族と健康
今回もリクシルさんが貴重な調査結果を公表してくれましたので、参考にさせて頂きたいと思います。
まず記事によれば、LIXIL住宅研究所の調査は、20代~40代の子どものいる共働きの既婚男女で、男性(300人)、女性(300人)の計600人が対象。最初に、「あなたの幸福に影響する重要な要因の上位3つは?」という回答を加重平均で分析したところ、 「家族」が最も多く、半数近い43.9%に達した。次いで、27.2%で「身体の健康」が挙がった。
幸福に与える「家族」や「健康」の影響が大きいからか、「あなたに幸せをもたらしてくれる「家」の条件は?」と聞いた結果を見ると、1位が「子育てがしやすい」(46.8%)、2位が「間取り」(44.8%)、3位が「くつろぐリビング」(41.0%)となった。とありました。
書かれていたとおり、今回の調査は比較的年齢の若い子育て世代を対象にした調査ということですので、その関心度合いや優先順位という点では、もちろん家族とその健康ということになりますね。
ロケーションよりも居住空間
これがもう少し上の対象年齢とすると、また違った結果になると思いますが、ともあれどの世代でも幸せをもたらせてくれる家は望まれるところに違いありません。
記事では、一般的に、住まい選びで重視することを調査すると、「交通アクセス」や「生活利便立地」など、立地面が重視されるが、「生活に便利な立地」は35.5%で6位だった。“幸せをもたらす”という条件で聞くと、居住空間の快適性などが上位に挙がる点が興味深い。それだけ、幸福と家族の暮らしは切り離せない関係なのだろう。と書かれていました。
確かに立地条件やロケーションは大切な条件ですが、もしかすると割り切り方によってはさほど優先順位の高いものではないのかもしれません。通勤通学では多少不便さを感じる時もありますが、健康のためにはむしろ30分くらい歩いた方が絶対に良いはずです。
良い影響を与えるのは
次に、「お住まいで心と身体の健康に良い影響を与えると感じる上位3つは?」という回答を加重平均で分析したところ、1位は29.6%の「家族や友人と過ごす空間」だった。つまり、家族や友人などと過ごす空間が心身ともに健康に良い影響を与え、幸福感をもたらすことにつながっているということだろう。
2位に「適切な温湿度(高気密高断熱)」(22.8%)、3位に「日当たりが良く、明るい」(20.9%)といった“居室の快適性”が挙がり、4位に「質の高い睡眠のための寝室」(17.7%)、5位に「リラックススペース」(17.3%)といった“睡眠やリラックス”への重要性がうかがえる結果となった。ということです。
極真っ当なご意見です。むしろ家を建てる真の目的と言ってもいいくらいの理由だと思います。
記事には、それぞれの趣味や志向などによる違いもあるだろうが、心身の健康には、まずは、大切な人たちとの交流が影響し、次いで、日常過ごす居室の快適性が影響し、さらには、睡眠などの個人のくつろぎが影響するという関係性にあるように思える。とありました。
悪い影響を与えるのは
一方で、なお、「住まいで、心と身体の健康に悪い影響を与えていると感じるもの」については、「冬寒く、夏暑い(断熱性・気密性が低い)」(19.7%)などが上位に挙がった。おおむね、心身の健康に良い影響を与えると感じるものと真逆の環境が挙がっている印象を受けた。とのこと。
一部の皆さんでは、そこは気付かれているようですが、それでもこの回答が20%弱に止まっているということが、日本の闇となっているところではないでしょうか。
この結果では、日本国民の住環境リテラシーが高まっていないことを証明してしまったと思います。今の時代、住まいの性能が健康に影響するということは、世界的にも常識となっていますし、WHO(世界保健機関)においても厳しく指定されています。
欲しい設備など
最後に、では、「心と身体の健康を増進するために自宅に欲しい場所や設備」とは、どんなものだろう?「質の高い睡眠用寝具」(26.8%)、「リラックスバスルーム」(23.8%)、「防音性の高い部屋」(21.7%)がTOP3を占め、眠りやすい環境につながるものなどを欲していることがわかった。との結果でした。
この辺りは年代に関係なく、求められる項目だと思いますが、実は防音性の高い部屋を用意するのは、RC住宅以外だとそう簡単なことではありません。
今回の調査でも明らかになったのは、子育て世代も含めて、住まいは家族それぞれの心と身体の健康を保つための場所であり、そして“快適な住まいは幸せに影響を与える”ということも改めて確認できましたので、今後は一層RC住宅が注目されるのではないでしょうか。






