家づくり講座第533回
梅雨が近づいていますね。衣替えや種まき、忘れていることはありませんか?私はいっぱいありますけど。それでは土曜日恒例の家づくり講座第533回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。
収納問題
賃貸住宅の収納スペースが少なくて不便だったために、「新築したら収納スペースをたっぷり設けて、スッキリとした部屋にしよう」と思う方は多いものです。
しかし、単に収納スペースを増やすだけでは片付きません。『後で片付ける病』を防ぎ、家族みんなを片付け上手にするにはコツがあります。
片付け上手なコツ1
■使う場所に収納スペースを設ける
使う場所と収納場所が離れていると、片付けるのが面倒になります。動線は、できるだけ短くしましょう。
例えば、
・家族の衣類のうち、下着とパジャマは脱衣所に収納する
・それぞれの個室ではなく、着替える場所に衣類を収納する
という感じです。
片付け上手なコツ2
■同じものは同じ場所に収納する
同じものを別々の場所に収納すると、在庫管理が面倒です。
種類別に同じ場所に収納すると、「ストックがないと思って購入したら、別の場所にあった」「いつの間にか賞味期限が切れていた」といったトラブルを防げます。
片付け上手なコツ3
■使いやすい高さに、使いやすい収納アイテムで
例えば衣類を収納する時、必ずタンスを使うという決まりごとはありません。クローゼットやベッド下などに収納できるなら、衣装ケースで十分です。
その際、置き場所の高さ・奥行・幅にピッタリ合ったサイズだと無駄がありません。置き場所によって「引き出し式」「コロ付き」などを使い分けることで、より出し入れしやすくなります。
また、よく使うものを高い場所に収納すると出し入れが面倒です。
出し入れしやすい場所に収納しても、蓋つきだとやはり面倒です。
最も出し入れしやすい高さは、『手を下ろして直立した時の、目から指先までの間』とされています。
上記のコツを意識した収納スペースを設けて、家族みんなを『片付け上手』に育ててみませんか?
片付け上手な住まいのご相談もお気軽にお問い合わせください。