家が古くなると火災保険に入れない?
災害が多い日本ですが、いざという時に役に立つのが火災保険。持ち家であれば必ず入っておくべきものですが、実は保険に入れなくなるケースがあるそうです。
2024年11月20日 6時4分 RadiChubu
古い家は危険
今日の記事では、ラジオのコーナーで取り上げられたという内容で、FP事務所のファイナンシャルプランナーさんが回答されていました。
古い家ほど火災の危険度が高いとすれば、余計に保険の必要性を感じるところですが、そこはもちろん保険も事業である以上利益を上げなければいけませんので、確率が高いものに関しては保険料も高くなってしまうのは、仕方のないところではあります。
火災保険の更新NG
今回取り上げた質問は、次のとおりです。
「築40年以上になる実家の火災保険を更新しようとしたところ、更新はできず加入できませんでした。
古い家だから加入できないのか、契約者が高齢になっているから加入できないのか、原因はハッキリわかりません。加入できない原因と今後どう考えて動けば良いのか、教えていただけないでしょうか?」(Aさん)
これは実際に体験した人出なければわからないことだと思いますが、築40年くらいで保険にすら入れなくなってしまうとは、なんとも寂しい限りですね。
保険会社でお断り
もちろんこれらの前提は木造住宅での場合ということだと思います。RC住宅なら法定耐用年数だけでも47年ありますし、それ以降100年経っても構造的な強度はほとんど劣化しませんし、燃えることもありません。
FPさんはまず「以前は築年数に関係なく掛け金が同じだった時代がありましたけど、最近は築年数によって保険料が変わるというしくみに変わってきている」と語りました。
そして基準が変わる度に最長契約年数が短くなっていき、さらに最近では築年数が長いと損害保険会社が新規の加入を引き受けないケースが出ているとのことです。
そうなんですよね、以前は10年間に対応した商品もありましたが、今は5年が最長で、記事にもあったように条件によっては1年ごとの更新という場合もありそうです。
記事にあった保険に入れない理由としてFPさんの解説では、築年数が長い家が敬遠される理由は、新築や築浅の物件と比べるとどうしてもリスクが高くなってしまうということ。
例えば電気設備や給排水設備の老朽化による火災や水濡れのリスクが高くなったり、台風や大雪などの自然災害が原因で建物が倒壊するリスクも高まったりします。
保険会社側からすると、古い家は保険料を払うケースが増えてしまうため、それが保険料に跳ね返ってしまうというわけです。と書かれていました。
古くなって差が出るのが構造です。
ちなみに、「リノベーションなどかなりやり直してる場合は、建築基準によりますけど新築とみなされるような場合もあります、ちょっとしたリフォームだと築年数は変わらない判断になりますね」とのこと。
また、地震保険はよく火災保険の特約として入ることが多いですが、こちらも火災保険に加入できればつけられます。ともありました。
今日の記事では、実は火災保険は家が古くなればなるほど、簡単に加入したり見直したりできるわけではないということがわかりました。
そんなリスクに対抗できるのは、そもそも燃えたり倒壊したりする可能性が限りなく低いRC住宅を建てておくことだと思います。