Switchソフトは舐めると苦い?目から鱗の「不快なデザイン展」
ゲーム機「Nintendo Switch」のソフトは、子どもが誤飲しないよう表面に苦い成分を塗布しているー。
人が不快に感じるデザインや設計の事例をまとめた企画展「世の中を良くする不快のデザイン展」が東京・丸の内のGOOD DESIGN Marunouchiで開かれています。訪れた人の「目から鱗」「面白い」といった感想ツイートが拡散して話題になっています。
2023年4月5日 19時0分 まいどなニュース
不快なデザイン展とは
これはなかなか楽しそうな催しですね。
色々なデザインに関連する展示会などにお邪魔することもありますが、今回の「不快なデザイン展」は初めての機会ですので、是非伺ってみたいと思っています。
恐らく、少なからずデザインに関わるようなお仕事をされている場合、その多くは快適や安全を追求するものに違いありませんし、デザインは使いやすく分かりやすい、見た目が美しいといった“快”の側面を重視したものが一般的ですね。
しかし今回紹介されていた同展では、暮らしの中で心理効果を利用して“不快”の側面からアプローチしているモノやコトにスポットを当てているところが面白いです。
不快と認知
記事にあった苦い塗装もそうですし、子どもにまつわる「不快デザイン」では他にも、ユニ・チャームのトレーニングパンツ「トレパンマン」も同様ということ。
普通の紙オムツは表面がサラサラしていて濡れている感じがしないように作られていますが、こちらは同社製品比で10倍濡れている感覚がするそうです。
さらに踏切では、危険な場所である印象を与えるため複合的に不快デザインが取り入れられていると言います。まず黄色と黒色の組み合わせは動物が本能的に警戒する警告色。日本産業規格(JIS)で「注意」色と定められている黄色と、正反対の黒を組み合わせて強いコントラストを生み出しているという見方もできます。
その色が施された「遮断かん」は、小学校低学年の子どもの目線の高さに来るように、80㌢の高さに設置することが法令で定められているそうです。
加えて「カンカンカン」という警報音の音色は、世の中で最も“汚い音程”と言われる「短9度音程」で作られているそうです。半音隣り合った2音が繰り返し流れることで強烈な不協和音を生み、聴覚的にも危険な印象を与えているのだそうです。
RC住宅では
実は弊社が得意としているRC住宅では、外壁の標準的な仕上げ方法がコンクリート打ち放し仕上げとなっていますが、この仕上げはコンクリートの素地をそのまま利用するものです。
さらに弊社ではコンクリートの素地の上に、さらに打ち放し仕上げを施工していて、表面には光触媒処理を行いますので、汚れの付着が最小限に抑えられます。
このコンクリート打ち放し仕上げは、その印象からおしゃれなイメージを持たれることが多いですが、稀にご高齢の方には工事の途中のようだと言われるケースもありますが、不快というものではないと思います。
そのカラーは周りの風景に溶け込見ながらも、地域のランドマークとして、近隣の皆さんにもその存在を認めてもらえるという利点も人気の理由となっています。
「不快なデザイン展」は入場無料。4月23日まで(会期中無休)。午前11時~午後8時。東京都千代田区丸の内3丁目4-1 新国際ビル1F。03-6273-4414 で開催中です。
ご興味を持たれた方は是非足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
RC住宅の資料をご請求してください。