「ベランダが汚い!」と感じたときにチェック&掃除するべき“5つの場所”とは? 掃除のプロに聞いた
小まめに掃除をしていても、すぐに汚れてしまう「ベランダ」。外気にさらされていることなどから、どうしてもほこりや砂がたまりやすいため、「また汚れてきた…」といったことが短いスパンで起こりがちです。
きれいなベランダを保つには、どこをどのようにチェックし、掃除すればいいのでしょうか。
2023年7月20日 9時10分 オトナンサー
バルコニーとベランダ
この時期になると、春の花粉や黄砂と共に土埃が溜まってしまったり、いつの間にか鳥のフンや虫の死骸があったり、梅雨の雨でついたシミなど、毎日ベランダやバルコニーに出ると気になってしまうという方も多いかもしれませんね。
あ、ちなみにベランダとバルコニーの違いは屋根があるかないかの違いと思ってください。一般的には、ベランダは2階以上にあり、建物から外に張り出していてある程度の雨風をしのげる屋根のあるスペースのことです。
ということは、ベランダよりも屋根のないバルコニーの方が汚れやすいということも言えそうですね。
汚れの原因は
記事にもありましたが、ベランダも屋外に設置されているので、雨風にさらされて汚れやすい場所の一つです。ベランダが汚れる主な原因は、雨風でベランダに運ばれてきた土ぼこりや砂、花粉、黄砂、落ち葉、ゴミ、虫の死骸などです。
さらに洗濯物をベランダに干しているのであれば、衣類から出る糸くずや髪の毛などが、ガーデニングをしているのであれば、育てている植物の枯れ葉や土汚れもみられるでしょうね。
立地や環境でも
他にも土地の環境によって、交通量が多い場所であれば排気ガスなどの黒いスス汚れがつくこともありますし、時には野鳥がやってきて、羽やフンを落とすこともあります。人があまり出入りしない場合はハトが巣を作ってしまうケースもあります。
一方で日当たりが悪く、雨水がたまりやすいベランダには、緑色のコケやカビが生えていることもありますし、ベランダが手すりで囲まれていると、そこについた雨だれの跡に黒い筋汚れが目立つこともあるでしょう。
5つのチェックポイント
そこで記事にあったのは下記5つのチェックポイント。このポイントを重点的にチェックすることで、簡単かつ確実にキレイを維持出来そうです。
【床】
土ぼこりやゴミなどがたまりやすくなります。普段はゴミを取り除く「掃き掃除」程度でよいですが、汚れがひどい場合は、水をまいて汚れを緩ませてからデッキブラシなどでこすり、水で流していきます。私は最初からケルヒャーなどの高圧洗浄を使用しています。
ベランダ床面にウッドパネルなどを敷いている場合は、年に1度程度はパネルを剥がして床面を掃除できると理想的です。
【排水口・排水溝】
排水口に大きなゴミや髪の毛、落ち葉などがたまっていると、台風や豪雨の際にベランダが水浸しになってしまう上、さらに汚れる原因にもなります。定期的にチェックして、詰まりがないように落ち葉やゴミ、土ぼこりなどを取り除きましょう。
【手すり】
緩く絞った雑巾で拭き掃除をします。鳥のフンがついている場合は、病原菌などのリスクから身を守るために、使い捨てのビニール手袋をして作業しましょう。
【室外機】
天板や室外機周りの鉄板のほこり、汚れを払い、周りを水拭きします。天板がきれいになっているだけでもスッキリ感が違います。
【ベランダの壁面】
黒い雨だれ跡は、水でぬらしながらスポンジやブラシでこすると、きれいに落ちる場合がほとんどです。汚れが落ちにくい場合は、水をまいてしばらく置き、汚れを緩めてからこすったり、少量の中性洗剤を使って洗ったりしてください。
清掃での注意も
如何だったでしょうか。キレイをキープするには、定期的な清掃が必要ですが、水を流してしっかり掃除をする場合は、周辺の状況なども確認してから作業を行いましょう。一戸建てであればあまり気にすることがなくても、マンションなどの集合住宅の場合は特に注意が必要ですね。
また、ベランダの床仕上げや防水の仕様によっては、清掃の方法に注意を要する場合もありますので、設計または施工会社などに聞いてみると安心ですね。
中にはもう数年間ベランダの掃除を行っていないというご家庭もあるかもしれませんが、この後の台風シーズン前には一度点検と清掃を行って頂けると助かります。
住まいも使い方が大切です。正しい使い方を実践してください。