フランス人は毎日洗濯しない、パリでは外干しもしない。日本と違う目からウロコの「洗濯事情」
毎日の洗濯。干して畳んでしまう、という一連の作業を負担に感じる人も多いのでは? 「フランス人は洗濯を毎日しなくて、いかにラクするかを合理的に考えています」と語るのは、フランス文化研究者であり、フランス人の夫と暮らすペレ信子さん(50代)。
2026年7月26日 20時0分 ESSE-online
お国柄と生活スタイル
国が変わると生活スタイルも変わるもので、もちろん気象条件や国民性なども影響するかもしれませんが、長い歴史の中で定着したものも多いでしょうから、やはりその国に合ったものと言うことなのでしょう。
ちょうど今日は、いつもはドイツで暮らされている方とお打ち合わせをさせて頂いたのですが、欧州内での取引で一番難しいのがフランス人とおっしゃっていましたので、その合理的な発想がそう感じさせるのかもしれません。
フランスの洗濯
さて今回のニュースによれば、フランス流の洗濯のやり方、また、日本で暮らすペレさん夫婦の洗濯の仕方について、詳しく教えてもらいました。
フランスの家庭では、洗濯は週1回というのが一般的。週末に集中してやることが主流です。ただ、パリのように居住空間が狭い場所では、もっと頻繁にすることもあります。とのこと。
これまでの日本人の暮らし方からすると、週一の洗濯とは創造も出来ないという方は多いと思います。
いや、もしかすると単身者の方なら、1週間分貯めてもそれほどの量ではありませんので、可能なのかもしれません。
お湯で洗う
記事によれば、ご想像のとおり、週1回だとたくさんの洗濯物がたまります。家族が多ければ大量になるので、洗濯日には何回も洗濯機を回すことになります。
洗濯物をためておくときのコツは、洗い方コースによって洗濯カゴをわけておくこと。一般的に大きくわけて、洗濯機には「白・コットン・麻」というコースと、「色柄・化繊」というコースがあります。
フランスの洗濯機で気をつけなければならないのは、「白・コットン・麻」のコースを選ぶと、水温が60℃くらいで、かなり高温なこと。
以前は、フランスの洗濯機では、よくコットンは90℃で洗われていました。これはシミ抜きや殺菌、白さを保つのに有効だったといわれます。
今は、繊維の劣化を防ぎ、エネルギー節約のため、水温は60℃に下がったと聞きます。「色柄・化繊」コースだと、30~40℃で洗うものが多いようです。と書かれていました。
これまた私的には初めて聞くお話しです。日本ではなかなかそこまでの高温な温水でお洗濯をされる方はいらっしゃらないのではないでしょうか。
お風呂の残り湯ですと、最近は保温性が高いので翌朝でも30℃くらいありそうですが、以前は90℃で洗っていたとは、ほとんど煮沸消毒が目的ではないかと思ってしまう温度ですね。
エアコンもダメ
さらに書かれていたのは、フランスは、街の景観を美しく保つための法律があります。そのため、パリでは洗濯物の外干し禁止の物件や、エアコンの室外機を見える場所に設置しないといったルールも。
近年、フランスでも夏の猛暑が問題になっていますが、フランスの一般家庭にあまりエアコンがないのは、経済的な理由というよりも美しい街並みを邪魔する室外機を、建物の正面の見える場所に設置できないからだと思います。
同じ理由で、洗濯物を外干ししている光景がパリの中心では見られません。週末に大量に洗った洗濯物は乾燥機にかけて乾かしたり、室内に干す人はバスルームなどに干しているそうです。とありました。
もちろん、地方で大きな庭のある家などでは外干しをしているところもあるそうですが、都市部で生活するのはかなり厳しいルールがあるということです。
人間よりも景観が大事
そこはフランス人の美意識が素晴らしいところだと思いますし、それを徹底しているから歴史的建造物を残すことが出来てきたのだと思います。
日本においてもマンションのベランダでは洗濯物の干し方にルールを設けてある物件が増えて来ましたので、比較的美観が保たれるようになってきたと思います。
しかしながら、エアコンの設置が出来ないというのは、今後の地球環境を考えると、何かしら別のルールを考える必要がありそうです。
これまでは歴史的遺産の保護を人命よりも優先されてきたのだと思いますが、直近の熱波や山火事などの自然災害をみますと、もう少し市民の命を大切にして欲しいと思います。
一方で日本人においては、洗濯の回数というものを今一度考えてみても良いかもしれません。






