インテリアがおしゃれな人の頭の中にある“共通点”とは?「よくわからないけどステキ」の正体を解説
カジキです!! インテリアのブログとYouTubeを運営しています。暮らし、住まいの世界を長年見てきた経験を元に、インテリアの法則と、インテリア好きが頭の中で考えていることをご紹介していきたいと思います。
2025年7月7日 15時52分 日刊SPA!
インテリアの善し悪し
インテリアについては人それぞれ好みも違いますし、どこまでこだわるか、ご予算もあるでしょう、そもそもインテリアやデザインの善し悪しを判断することも、説明するとなると難しいものです。
でも、そこは自分の目が止まったもの、少しでも心を揺さぶられたもの、そんなものが自分にとっての良いものではないかと思います。
曖昧なもの
記事にあったのは、「アートはバランスよく飾りましょう」「黒を使って空間を引き締めましょう」「洗練された家具を使うのが正解です」……世の中にはいろんなインテリア情報がありますが、どうにもこうにもフワフワして、捉えどころがありません。実に曖昧で、どうとでも取れる表現で、それを読んだからといって自宅で再現できるわけではありません。と書かれていました。
本当にそうですよね、人間特に日本人は理由がしっかりとしたモノを好む傾向が強いのではないかと思いますが、本来曖昧で捉えどころのないものを自分で解釈するものを、少しでも作者の想いに近づくことが出来れば、再現性も可能になるかもしれません。
言語化が苦手
記事では、なぜそうなってしまうのか? 理由はたくさんありますが、とても重要なことが一つ。発信者の多くの方が、インテリアの核心を言語化して説明していないからです。とも書かれていました。
そうですね、そもそも言語化が得意では無いという人が多いように思いますし、それをインテリアやデザインで表現しているとも言えるのではないでしょうか。
正体はハレ感
そしてその正体が書かれていました。インテリアが好きな人たちは、一体何をもってお部屋がおしゃれだと判断しているのか? その正体こそ「ハレ感」です。これがわかっていないと話は始まりません。
日本では古来より、お祭りでも開くような特別な日のことを「ハレの日」。日常生活を行う普段の日のことを「ケの日」と呼んできました。日本では非日常のことをハレと呼びます。人が「ステキだな!」「ワクワクするな!」と感じるためには、このハレ感が必要不可欠なのです。
おしゃれな部屋を見る機会があれば、自分の心が、そのお部屋のどんな印象から素敵なイメージを受け取っているのか自己分析してみてください。いろんな感覚があると思いますが、きっと非日常感は重要度の高いエッセンスになっているはずです。とのこと。
なかなかわかりやすい表現ではないかと思いましたので、ちょっとは感覚的に理解出来たのではないでしょうか。やはり気になるモノってそれまでに経験の無いものだったりしますし、それが時間の経過と共に憧れや理想となっていくのかもしれません。
建築に必要なこと
また、記事ではこんな表現もされていました。言いたいことはよくわかります。特別な機能などはなく、ただガワが格好いいだけ。これって意味がないのではないか? 実はですね、建築の起源って、そもそも「なんかスゲエ」のために生まれたものなんですよ。ということ。
そうですね、実用的なものだけで良ければ雨風がしのげれば良いということですが、見た目や使い勝手の部分に無駄があったり、効率的ではないかもしれないけど、何となく良いと感じることもあるのではないでしょうか。
自分らしく
記事にも書かれていましたが、見慣れないもの、新鮮な刺激があるもの、これを適切にお部屋に取り込んでいくのが、部屋づくりの基本的な考え方になります。インテリアが好きな人たちは、こういうことを無意識的に頭の中でやっているわけです。
お部屋とは究極「自分たちが気持ちよく過ごす」ためのもの。必ずしもすべてのルールを堅苦しく守る必要はありませんので、気に入った部分だけでも都合よくつまみ食いして、ご自身の生活を一段階ハッピーにしていきましょう。
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