「買い物に行くのでエアコン消そうかな」→「つっけぱなし」それとも「消す」電気代がお得なのはどっち?メーカーに聞いてみた
「コメ高騰」や「物価高」で生活が苦しいこの時期、追い打ちをかけるのが「猛暑」です。各地で連日35度を超える猛暑日が続くなか、命を守るためにも「エアコン」の使用は欠かせません。
でも、電気代も節約したい…、こまめにエアコンの電源もオン・オフしたほうが良いのでしょうか?
家計に優しいエアコンの使用方法を、売上高グローバルNo.1のダイキンに聞きました。
2025年7月11日 12時50分 RSK山陽放送
時代に合った暮らし方
まだまだ周知が行き渡っていないのか、もしくは固定観念に縛られたままの人が多いのか、いまだに昭和の暮らしを頑に守られている方がいらっしゃいます。
それはもうその人のライフスタイルとして、趣味のように楽しまれれば良いと思いますが、ちょっとは地球のことを考えるとか、省エネに気を使うとかしてもらえると良いですね。
一方で、初めての一人暮らしやニューファミリーの方達では、実家での暮らし方をなぞられてしまうかもしれませんが、ここでしっかりと今の時代に合った暮らし方を学んで実践して欲しいと思います。
20年以上前から普及に努めていますが、これまでは暮らし方を変えられる人が本当に少なかったです。しかし、ここにきて法改正などもあり、省エネ住宅の義務化が進む中でようやく認知度も上がってきました。
エアコンのオン・オフ問題
近年では今日の記事にあったような、外出するなら「消す」or「付けっぱなし」 どのくらいで判断?という話題が取り上げられるようになりましたので、すでにご存知の方も多いと思います。
基本的にエアコンの頻繁な「オン」と「オフ」は控えることが大切です。メーカーの実験では、日中の外出の場合だと、「30分」程度の外出ならば、一度電源オフにするよりも、付けっぱなしのほうが、節電につながる結果だったということです。
正しい使い方
これが一定以上の断熱性能と気密性能を有する住宅なら、一日中付けっぱなしにしていただくことが、最も快適かつ省エネに暮らすことができる秘訣となります。
従いまして、6月~9月くらいの間は4ヶ月間付けっぱなしの連続運転が正解ということです。
節電のコツは風量
設定温度を下げる代わりに「風量」を上げる
さらに記事にあったコツとしては、早く室内を涼しくしたい時、いつもより設定温度を低くしてしまいがちですが、設定温度を下げるとより多くの熱を室外に運ぶため、それだけ室外機に負荷がかかります。
早く涼しくしたい時は、「設定温度を下げるより」→「風量を上げて体感温度を下げる」こともポイントだということです。
フィルターを「こまめ」に掃除
さらにフィルターを1年間掃除しなかった場合、電力消費量が「約25%」無駄になるということです。
同社の調査では、フィルターに積もった3年分のホコリを掃除すると、消費電力量を「48.9%」削減できるということです。
賃貸住宅に暮らされている方の中には、このフィルターを掃除するということを知らない人が結構多くいらっしゃいます。掃除をせずに使い続け、その上でエアコンの効きが悪いので交換して欲しいとか要求をされる人、本当にいるんですよ。
屋外の「室外機まわり」をスッキリさせる!
これも基本ですが、室外機の周りに「植木」や「ダンボール」「ゴミ箱」など置いてしまうことがありがちです。そうすると、室内の熱を外に逃がす「室外機」にとって、熱を効率的に逃がせず、無駄な電力消費につながります。室外機の周りには余計なものを置かず、スッキリさせることがポイントです。
エアコンの風向きは「水平」に「温度ムラ」を無くす!
さらに紹介されていたコツは、エアコンを使用していると「足元」や「頭」だけなど部分的に冷えてしまうことがありませんか?そのような状況は「温度ムラ」が生じているパターンです。
「扇風機」「サーキュレーター」「空気清浄機」を活用する
空気を平行にしても、時間とともに「温度ムラ」は発生してしまいます。「温度ムラ」をより抑えるには、「扇風機」「サーキュレーター」「空気清浄機」を活用することが重要です。とありました。
NGな対策
また、これも思われる方が多いことですが、室外機に水をかけると、室外機の温度も下がり、より涼しくなるのでは?と思いますが、これは正しいのでしょうか?
(ダイキン工業 広報)「よく良かれと思って水をかける方もいらっしゃいますが、水を室外機にかけるのは故障の原因になりますのでお控えください。」とのことです。
日本の夏
日本の夏は確実に変わりました。猛暑日と熱帯夜が数ヶ月続きます。50年前とは全く違う気象条件になりましたので、そんな環境に順応していかなくてはいけません。
そんな環境で快適かつ省エネに暮らすには、エアコンを上手に使い電気代を節約しながら、猛暑の夏を乗り切らなくてはいけません。
日本の夏に適した住まいなら、RC住宅をご検討ください。