家の中に潜む「カビ」の危険地帯はカーテン!?本格的な梅雨を前に…プロが教えるカビ対策【Nスタ解説】
もうすぐ本格的な梅雨がやってきます。悩みの種となる「カビ」について、家の中に潜む“危険地帯”や対策を専門家に聞きました。
2025年6月6日 22時15分 TBS NEWS DIG
カビのシーズンです。
いよいよ今年も梅雨のシーズンが近づいてきましたが、そうなると気になるのがカビですね。
乳幼児や高齢者と同居されているご家庭では、健康管理にも注意を要する季節ですが、カビもその特性をしっかりと理解しておけば、ある程度コントロールすることは可能ですので、出来ることから対策を行なっておきましょう。
生育の条件
記事にもありましたが、カビが生育しやすい条件は▼気温 20~30℃、▼湿度 60%以上で、ほこり、皮脂などが栄養素になるということです。
となれば、対策の基本は湿度を下げつつ栄養素となるものを極力排除することとなりますので、エアコンとサーキュレーターで湿度を下げつつ、基本的な掃除機によるホコリの除去が大切です。
記事では、千葉大学 真菌医学研究センターの准教授さんが「梅雨に入る時期は空気中のカビも増える。いろんな場所に定着してカビが繁殖しやすくなる」といいます。
主にカビが発生しやすい場所を教えてもらいました。
【家の中に潜む「カビ」の危険地帯】
・キッチン
・玄関(下駄箱など)
・窓際
・浴室・脱衣所
・テレビ裏・部屋の隅
・クローゼット(押入)
ほこりを栄養素にするということで、テレビの裏や部屋の隅も注意が必要ですね。
カーテンに要注意
次に記事で取り上げられていたのは、要注意!カビ発生スポットは“カーテン” 洗い方のポイントは?
ということで、カビ取りマイスターの代表によると、冬場の場合、窓の結露で水分を吸い込みます。目には見えていなくても、水分を吸い取っていたレースカーテンには、カビ発生の下地ができています。乾燥していても、カビの胞子は2割程度残っているそうです。
自宅で洗濯をする場合、酸素系漂白剤で30分つけ置きをして、カーテンの洗濯表示に従って洗濯機で洗い、半年に1回くらい洗うと良いということでした。
玄関の対策
さらに記事にあったのは、他に、玄関も要注意です。濡れた靴や濡れたままの傘などがありますよね。カビ取りマイスターさんに、傘のカビ対策を聞きました。
▼外側
撥水加工もされているので、自然乾燥でOK
▼内側
撥水加工が弱く、カビが発生しやすい
梅雨を経て、骨のところが少しカビてしまったり、錆びてついてしまったりしますよね。なので、アルコール除菌シートなどで拭き取るのがおすすめだということです。
さらに靴は、一緒にカビ胞子を持ち帰っている可能性もあり、すぐに下駄箱にしまわずに、靴の中の湿気は除湿剤や新聞紙などで取り除いてほしいといいます。
この辺りは家事のベテランさんでは常識とされているところだと思いますが、カビの増殖を防ぐために、下駄箱の中は週に1回は、3時間から6時間くらい定期的に換気をしてほしいということです。
梅雨の季節も快適な暮らしを続けるなら、住まいはRC住宅がおすすめです。