避難所だけが答えじゃない。家族が過ごしやすい「避難先」を備える【在宅避難リアル】
地震や豪雨でライフラインが止まったら、避難所に行けばいいと思っていませんか? 自宅が安全で備えがあれば、「在宅避難」も有力な選択肢。今回は、東日本大震災、平成28年熊本地震で被災を経験した防災クリエーターのしほママさんから、在宅避難ができる条件やメリット、デメリットについてお聞きしました。
2026年9月14日 12時30分 レタスクラブ
避難先の確保が大事
ここでもご紹介させて頂いておりますが、各種災害発生時に公共施設での避難受け入れ態勢が整ったとしても、必ずしもそこに避難出来るとも限りません。
その時、家族を連れて放浪するのは避けたいと思うのも当然です。が、ではどうすれば良いのか。確実な避難先を確保しておくことが大事です。
記事では、防災クリエイターとして、東日本大震災で避難所生活を送る。熊本に移住し「歌う防災士」の愛称で始動後、平成28年熊本地震や熊本豪雨で在宅避難を経験。その経験をもとに、”家庭でできる防災”講演や、防災グッズの開発に携わっている。という著者さんが書かれたということです。
いろいろな避難先
まず書かれていたのが、逃げる場所は避難所だけじゃない いろいろな避難先を考えておこうということで、下記のように書かれていました。
避難所が受け入れられる人数は、地域住民の2~3割程度といわれています。そのため国や自治体は、自宅や親戚・友人宅、車中泊、ホテルなど、複数の避難先をあらかじめ考えておく「分散避難」を推奨しています。まずは自宅で避難を続ける在宅避難が理想です。
地震や豪雨などでライフラインが停止した際、自宅が安全であれば、そのまま生活を続ける避難方法。避難所の混雑を避けられ、住み慣れた環境で過ごせるため、小さな子どもや高齢者、ペットがいる家庭にもおすすめです。と書かれていました。
在宅避難の条件
そこで、在宅避難ができる条件として書かれていたのが下記のとおりです。
□倒壊のおそれがない
2000年6月以降に建てられた住宅など、現行耐震基準が目安。家具の固定など室内の対策も必須。
□危険区域外である
豪雨時は、浸水想定区域や土砂災害警戒区域外であることが条件。ハザードマップで確認を。
□数日暮らせる備えがある
非常用のトイレや、数日分の飲み水など、ライフラインが止まっても過ごせる準備が必要。
ということ。
当然と言えば当然なのですが、これまでに言われ続けている住まいづくりと防災の基本をしっかりと守って頂ければ、条件を満たせるのではないでしょうか。
しかしながら、地震の時に倒壊の恐れがないというのは構造計算によってある程度は確認出来ますが、構造躯体の劣化や大雨と洪水、または燃えないということも大事ですね。
在宅避難はデメリットも
次にあったのは、在宅避難のメリット・デメリットです。
メリット
● 住み慣れた環境で過ごせる
● プライバシーを守れる
● 子ども、高齢者、ペットも安心
デメリット
● 備えがないと生活できない
● 情報が入りにくい
● 支援を受けにくい
とのことです。
メリットはわかりやすいですが、デメリットは経験者以外はなかなか想像出来ないことかもしれません。そんな中でも支援が受けにくいという点は対策が必要なことだと思います。
備蓄が大切です
著者さんが言われていたのは、避難所=食べ物がもらえるとはかぎらないよいうこと。
「東日本大震災で家は大規模半壊。津波も迫り、避難所へ向かいました。食べ物をもらえると思っていましたが、配られたのは被災3日後。避難所に行くとき、手ぶらはNG。防災リュックなどを持っていきましょう」と書かれていました。
報道では炊き出しや食料配布のシーンが象徴的に流されますが、現地では必ずしも全員に行き渡っているということではないということです。
やはり一定の備蓄は必要ですし、太陽光発電による電源の確保なども大切なことだと思いますので、RC住宅と共にご用意されることをオススメいたします。





