なぜ「日本の家は特別暑い」? 「エアコンを消すと、すぐに暑くなる」を防ぐ専門家のお勧め対策
地球温暖化による記録的な猛暑が世界を襲っている。高性能なエアコンが広く普及する日本は、なんとか暑さをしのいでいるように見える。だが実は、その陰で日本ならではの弱点が「家」にあった……。
2026年8月4日 7時0分 週プレNEWS
日本の厳しい夏
立秋を前に早くも秋の気配を感じた昨日今日ですが、以前ならそこから徐々に秋へと進んでいたものの、近年ではここからの残暑がより厳しく長くなっているのは体感のとおりだと思います。
熊本で被災されている方々では、本当に辛く大変な日々を過ごされていることと思います。心よりお見舞いを申し上げます。
さらに厳しく
記事によれば、記録的な猛暑に苦しんでいるのは日本だけではない。ヨーロッパでも連日、気温が40℃前後まで上昇し、死者も相次いでいる。特にエアコンがあまり普及していないフランスでは、家電量販店でエアコンを求める客同士の乱闘騒ぎまで起きているという。
一方、日本ではエアコンは広く普及しているし、暑さに対する備えは十分なようにも思えるが……。
「はっきり言って、日本の家は他国と比べて暑すぎます。地球温暖化によって夏の暑さが年々厳しくなる中、これまでの住宅の考え方が通用しなくなっているのです」そう語るのは、東北芸術工科大学教授。とのことです。
島国特有の文化
本当に、良くも悪くも島国特有の文化といいますか、限られた情報、操作された情報によって、これが当たり前、標準的なものだと思わされていたことって、日本には多く存在していましたね。
パソコンや家電、自動車などもそうでしたし、住宅もまた誰かの都合で性能の低い住宅を30年ごとに建て替えるということが常識と思わされていました。
発想の違い
記事にもありましたが、吉田兼好が『徒然草』の中でも書いているように、日本では風通しのいい住宅こそ夏を快適に過ごせるという考え方が長い間主流で、家の断熱性はあまり重視されてきませんでした。
一方で、断熱性や気密性の高い家はクーラーボックスのようなもの。クーラーボックスに入れた氷ってなかなか溶けませんよね。それと同じで、断熱性能の高い住宅でエアコンを使えば、効率よく室内を冷やし、快適な温度に保つことができます。
つまり、エアコンを消した途端に暑くなるのは、住宅という〝箱〟が冷気を保てないからなのだ。ヨーロッパでは、この〝箱〟の性能を高めることを、早くから国の政策として進めてきた。とありました。
そうなんです。もう国の考え方が全然違うんです。国民の健康を第一に考えるのか、一部の人達を優遇するためなのか、住宅という基本的な環境に対する意識の違いにビックリしたものです。
健康よりも値段が重要
記事にもありましたが、以前からお伝えしていますように、ヨーロッパには、賃貸住宅の室温管理を大家の責任としている国もあります。例えばイギリスでは、冬に室温が18℃を下回るような住宅は貸せない。そのため大家には、建物そのものを断熱化しようという動機が生まれます。
一方、日本では寒くても暑くても、住む人が自分でエアコンを使ってなんとかするという考え方が強かった。海外では住宅の性能で解決してきた問題を、日本では家電と居住者に任せてきたのです。
そんなことに気づき始めたのは30年くらい前で、ようやくインターネットが普及し始めた頃からでしょうか、世界基準と日本基準の大きな差を目の当たりにした人が徐々に増えてきました。
それでも日本では断熱性能を高めるということよりも、どれだけ安価に造れるかだけを追い求めていた時代が長く続いてしまいました。
最低窓だけでもというお茶濁し
こうした状況を受け、2025年4月には「改正建築物省エネ法」が全面施行され、原則すべての新築住宅に省エネ基準への適合が義務づけられた。住宅では「断熱等級4」相当が最低ラインとなる。
教授によれば、日本の住宅全体のうち、断熱等級4以上の水準を満たしているのは約2割。残る約8割の住宅は断熱性が低いままだ。
では、すでに立っている住宅の断熱性能を上げるには、何ができるのか。教授が強く勧めるのが「窓のリフォーム」だ。既存の窓の内側にもうひとつ窓を追加して二重窓にすることで、住宅の断熱性能を大きく高めることができます。
しかも、経済産業省、国土交通省、環境省が連携する『先進的窓リノベ2026事業』を利用すれば、内窓の設置などに1戸当たり最大100万円の補助を受けられます。と書かれていました。
既存住宅では、取り急ぎ手っ取り早く断熱性能を上げるには、窓サッシを2重にすることです。これだけでも相当光熱費を下げることが可能だと思いますので、住まいの性能がイマイチという実感がある方は是非リフォームをご検討ください。
新築しか施工しないと思われることもある弊社ですが、実はリフォームのご提案と工事も、もちろん対応させて頂けますので、お気軽にご相談ください。






