「流行でも実は不便」住宅のプロが指摘、採用しても使わなくなる“住宅設備の後悔オプション”4選
床暖房や壁面収納など、住まいの質を高める住宅設備のオプション。住宅展示場やSNSではトレンドのオプションが目を引き、予算を超えてでも採用や検討に踏み切る人も少なくない。そんな中、住宅のプロが『付けても使わなくなる後悔オプション』を解説した動画が反響を集めている。
2026年5月7日 7時40分 オリコンニュース
流行と罠
確かに住まいづくりを始めてみると、当初考えていた内容とは徐々にかけ離れていくケースも多いものですが、計画が進むにつれて情報過多状態になり、判断基準も無いまま感情的に進んでしまうと、それは後悔しても仕方ありません。
今の世の中、何が流行るかわかりませんが、こと住宅や建築の分野でももちろん流行がありますので、その時々で採用しておかなければいけない雰囲気の場合もあるでしょう。しかしそこが危険な罠ということを疑う必要がありそうです。
神設備と無駄設備
記事によれば、「家づくりの“正解”というのは、家族構成や環境などに左右されるため人それぞれ異なります。ある人にとっての『神設備』が別の人には『無駄設備』だった…そんなことも珍しくありません。それを理解した上で、今回の動画において選定基準としたのは『理想と現実のギャップ』と『失敗した時のダメージ』です」とのこと。
これはいつもお伝えしているとおり、誰の住まいか、ということを忘れてはいけませんし、目的を見失ったりしないよう意識を持ち続けることが大事なように思います。
収納の無駄
記事にあった住宅設備の後悔オプション4選ですが、まず4位としてあげられていたのは、収納のサイズについてで、奥行きの深すぎる収納は手前しか使えず、奥はブラックホールになりがちとのこと。インテリアスペース用のアクセントニッチも場合によっては、物置と化してしまうことも。ということでした。
そこで、収納は大は小を兼ねるという考えを捨て、適材適所の広さと深さを設定することが重要だとも書かれていました。
使えない書斎
次の3位は。コロナ禍で増えた寝室の書斎コーナー。ところが、同室で眠るパートナーに気を使って集中できなかったり、自分自身も寝る直前まで仕事が気になるというデメリットも。とありました。
これも冷静に考えて頂けると想像出来るかと思いますが、寝室に書斎を作る場合は、間仕切り等で光と音を物理的に遮断する必要がありますので、1畳でも独立した個室を作るのがお勧めということです。
気候によります
2位に上げられていたヌックは、子供の遊び場や荷物置き場になりやすく、段差があるため掃除機もかけづらいという欠点も。ヌックは家族構成や掃除のしやすさを考慮し、断熱性能を確保してから採用してほしいとのこと。
これも新しいもの好きの日本人では、それまで知られていなかった外国の生活スタイルなども、少しのアレンジで自分達のものにするのが上手なのですが、そこはお国柄や気象条件によっては、向き不向きもあることも理解する必要があります。
目的をしっかりと
そして1位になっていたのは、簡易的なカーポートは横からの雨に弱く、透明な屋根だと車内が高温になりやすく鳥の糞などの汚れも目立ってしまう。太陽光を防ぐ遮熱性の高いアルミ製の屋根を選ぶか、機能と予算を考慮し付けない選択肢も検討を。ということで、屋外の駐車場にアルミ製の骨組みで透明な屋根がかかっているタイプのカーポートが選ばれていました。
単に車に雨が当たらなければ良いということなら、それはそれかもしれませんが、記事にも書かれていたように、屋外であることに変わりはありませんので、ホコリが積もりますし、紫外線による劣化も進んでしまいます。
愛車を守る場合は、出来るだけインナーガレージを設けることをオススメいたします。
スケルトン階段の覚悟
他にも記事にあった内容で、著者さんが今回の「後悔オプション」には、入らなかったものの、実は…という設備としてあげられていたのが、『スケルトン階段(オープン階段)』と『海外製のレンジフード(換気扇)』でしょうか。『スケルトン階段』は開放感が抜群のオシャレな階段なのですが、階段に隙間があるため埃やゴミが下の階に降ってくるんです。また、そうした掃除の二度手間だけでなく『小さい子どもやペットが怖がって登れない』という誤算も多くて…。家族の成長や変化を考えると、慎重な判断が必要な設備だと思います。と書かれていました。
今回の記事では、後悔される可能性が高い設備ということで、紹介されていたかと思いますので、決して不要とかダメということではないと思いますし、むしろ無駄があるからこそ良い場合もあります。
家族のライフスタイルやご予算に応じて採用をご検討頂ければ良いと思います。ただ、出来ればその時に、経験豊富な設計士や工務店のアドバイスにも耳を傾けて欲しいところです。
住まいに関するお悩みはRCdesignまでお気軽にご相談ください。






