東京都、今夏の水道基本料ゼロに…全800万世帯対象に4か月間
東京都は、都内全ての一般家庭約800万世帯を対象に、今年夏の水道基本料金を無償化する方針を固めた。
物価高に苦しむ家計を助けることで、自宅でのエアコン使用を促し、熱中症予防につなげる狙いがある。
2025年5月20日 5時0分 読売新聞オンライン
気が利く東京都
これは何とも気が利く行政機関ではないでしょうか。
都民の家計と健康を考えてくれているということで、水道基本料金を夏の4ヶ月間無償にするということです。
記事によれば、都関係者によると、無償化の期間は夏場の4か月間程度を想定している。関連経費約400億円を盛り込んだ補正予算案を6月開会予定の都議会定例会に提案する。
水道基本料金
都水道局によると、月々の水道基本料金は給水管の口径で異なり、都内の一般家庭向けは主に860円、1170円、1460円の3種類。
使用量が6立方メートル以上になると、量に応じて料金が上乗せされる。2023年度の年間配水量は事業用を含め、15億2663万立方メートルで、水道料収入は3150億円だったそうです。
無償化の背景
無償化の背景には、光熱水費を節約するためにエアコン使用を控えた結果、熱中症で死亡する事例が相次いでいることがある。東京消防庁や都によると、昨年6~9月の熱中症による都内の救急搬送者数は7993人(速報値)と過去最多を記録していました。
死者は340人で、うち半数以上は室内にエアコンがあるのに使っていなかった。米価高騰など物価高に拍車がかかる中、都は家計負担の軽減が必要だと判断した。ということです。
エアコンを使って健康管理
近年の日本の夏は度を越した暑さとなりますが、高齢者の方では暑さの感覚が衰えていることもあって、エアコンを使っていなかったり、昭和の節約魂が染み込んでいる方も多く、エアコンを贅沢品と認識していて、暑さは我慢できるものと思われている場合もあります。
気温と湿度が限界を超えているにも関わらず、エアコンを使用しない室内で過ごす行為は、命の保障は出来かねますし、確実に熱中症となって生命の危機に直面することになるでしょう。
私がオススメする夏の室内環境設定は、冷房時の室温25度~26度、湿度50パーセント位ということを推奨しています。
都議選
ここでお知らせです。
今年は、6月13日に告示され、22日に投開票が行われる東京都議会議員選挙がありますね。
5/18(日) 読売新聞社さんの調査結果によれば、 情勢を分析した。政党別の投票先では、自民党が最多の18%、国民民主党が10%と続いた。小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」と立憲民主党は各7%、公明党は6%で、無回答は29%だった。と書かれていました。
うん、大人はいろんなことを考えているんですよね。
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