漫画家の鳥山明さん死去 68歳 「ドラゴンボール」「アラレちゃん」
集英社は、「Dr.スランプ アラレちゃん」「ドラゴンボール」などで知られる漫画家の鳥山明さんが、1日に急性硬膜下血腫のために死去したと発表した。68歳。葬儀は近親者で営んだ。
愛知県出身。広告代理店を経て、20代前半から漫画誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)に投稿。1978年に「ワンダー・アイランド」でデビューした。80年に「Dr.スランプ」の連載を開始。ペンギン村の発明家・則巻千兵衛と千兵衛が創り出した人間型ロボットのアラレ、そして個性的な村人たちによる奇想天外な日常を描いたギャグ漫画はテレビアニメ化され人気を得た。
2024年3月8日 12時29分 毎日新聞」
まずは謹んでご冥福をお祈りしいたします。
このニュースはきっと世界中を瞬く間に広がったことと思いますが、間違いなく時代を切り開いて作られた方ではないでしょうか。
鳥山さんのファンは非常に広い年齢層にいらっしゃると思いますので、その年代ごとに夢中になった作品も違うかもしれませんが、一方でもう何周回っているかわからないくらい定期的にブームが起きるところは、時代に関係なく本当に面白い作品に違いありません。
私の場合はちょうど高校生くらいの時で、人生で一番漫画を読んでいたタイミングだったと思います。その頃に連載が始まったDr.スランプは、それまでに見たことのない画とセンスですぐにファンになった記憶があります。
残念ながらドラゴンボールはすでに読む漫画が少年から成年向けに変わった頃で、夢中になることはなかったのですが、それから10年以上経った頃に息子たちが夢中になっていましたので、そこで改めてその面白さを認識したこともあります。
記事によれば、84~95年、週刊少年ジャンプで「ドラゴンボール」を連載。主人公の孫悟空らが七つ集めればどんな願いも一つだけかなうドラゴンボールを探しに旅に出る物語は、武術の達人、亀仙人に師事して天下一武道会の制覇を目指す物語へと変遷しながら一大ブームを巻き起こした。とありました。
アニメ化、映画化され、90年代半ばに週刊少年ジャンプの発行部数が600万部を突破する上での原動力となった。海外各国でも現地語で刊行され、アニメは80カ国以上で放送、日本の「MANGA」を代表する作品の一つとなった。とも。
また、81年に「Dr.スランプ」で小学館漫画賞少年少女部門を受賞。2019年、フランスの芸術文化勲章「シュバリエ」を受章した。ということです。
今でも定期的にアニメが再放送されていたり、ゲームでは常に一定のファンが新陳代謝を繰り返していますので、日本男子のほぼほぼ全員が鳥山さんの作品で学び成長してきましたし、これからもきっと続いていくことと思います。
何百年か経った時に、日本の国民性を作った人物として紹介されているかもしれませんね。沢山の感動と学びをくださり、ありがとうございました。