年収1000万円超の「防災意識」は?アンケート調査でわかった高所得者の「家選び」4つの視点
昨今の自然災害の増加を受け、「自分の家を守るために何が必要か?」という問題に多くの人が真剣に向き合っています。今回は、All About読者へのアンケートから、年収1000万円以上の方が家を選ぶ際に意識しているポイントについてまとめました。
地震や台風などの自然災害が頻繁に発生する日本においては、防災意識の高さは命や財産を守る上で重要です。アンケート調査からわかった所得と防災意識の関係を紹介しましょう。
2023年9月12日 21時50分 All About
防災のコスト
ちょっと世知辛いと言いますか、残念なアンケート結果を発表されていましたが、折角なので参考にさせて頂きたいと思います。
まず記事にも書かれていましたが、「防災」と「コスト(家計)」は、ある意味で相反するものがあります。例えば、「耐震・耐火性能」。多くの高所得者はリスクマネジメントに一定のコストがかかり、家屋の「耐震・耐火性能」が必要であることを知っています。
一方で、さほど重視していない世帯については、コストの面で、ほどほどのところで妥協せざるを得ないという実情がありますので、それはそれで何か別の啓蒙活動を行いながら、少しでも認識を高めて行かなくてはいけません。
今回の調査によれば、年収1000万円以上の高所得者は80%以上が「家を選ぶ際に防災を意識している」という結果が出ましたということでした。
家選びのポイント
防災の意識が高いということはもちろん、何を大切にして何を妥協してはいけないのか、モノ選びの選択基準が明確かつ適切だということが言えると思います。
記事にあったのは、年収1000万円以上の高所得者が家を選ぶ際に注目しているポイントについて、具体的に書かれていましたので、参考に見ていきましょう。
浸水リスク
▼視点1.「海抜」が低い土地を避け、浸水被害のリスクを減らす
まずは「立地選び」である程度避けることができる水害から。自然災害に対するリスクを減らすため、低い土地は避けるとの回答が多く見られました。
また、この質問に対しては記事の中でもRC(鉄筋コンクリート)住宅が最強である、ということが認識されているようでしたし、ハザードマップに記載されている地域は避けるように考えているそうです。
地盤強度
▼視点2.「地盤」の硬さを確認し、地震のリスクに備える
地震が多い日本において、地盤は非常に重要です。地盤が弱い地域では、大きな地震が発生した際に家が傾いたり、最悪の場合は倒壊する可能性もあります。
やはり基本的な知識と正しい情報を持ち合わせている方が多いと思います。地盤の大切さを理解されていますので、もちろん極力強い地盤を選ばれるでしょうし、多少軟弱な場合でもしっかりと根拠のある対策を行うことが出来るでしょう。
耐震性
▼視点3.「アフターケア」が充実した会社の耐震性が高い住宅を選ぶ
自然災害は予期せぬタイミングで起きるもの。そのため、災害後の修復や再建などのアフターケアがしっかりとしている会社の住宅を選ぶという意見もありました。また、しっかりとした造りの家を選ぶことで、地震による倒壊などのリスクを低減することができます。
ここでも耐震性の高いしっかりとした造りの家を選ぶ、ということの優先順位が高いことがわかりました。また、アフターケアの重要性も認識されているのは、良いものを長く使うという考え方が基本となっていることがわかります。
周辺環境
▼視点4. 自宅だけではなく「周辺環境」にも注目
周囲の環境についても注目しているという回答も多く見られました。例えば、広域避難所やシェルターが近くにあると、災害時にすぐに避難することはできます。 また、ドラッグストアやコンビニなど、食料や日用品を手に入れることができる施設が近くにあると便利という意見も。
目の付け所がさすがです。やはり環境も大事ということでは、自分の力で出来ないこともありますが、それだけに今後のポテンシャルや対策を考えておくことが大切なんですね。
結果として
いかがだったでしょうか。記事にもありましたが、自然災害は突然起きるものです。しかしながら、事前の準備や意識の高さで、被害を最小限に抑えることができます。
日本に暮らす自分たちの生活を守るという観点から、また資産価値を守るという観点からも、防災意識を高めていくことが大切です。
家選びで大切なことは、どんな災害があったとしても、家族の命と財産を守れること。その上で家族のライフスタイルを実現するための舞台装置として、省エネで快適に暮らせる性能が重要です。
地域や社会のリーダー、家族を大切にされる方に選ばれるRC住宅を是非ご検討ください。
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