東京都「都市強靱化プロジェクト」発表 風水害激甚化や首都直下地震に備え予算総額15兆円投入
東京都は、風水害の激甚化や首都直下地震などに対応するための、インフラ整備などを進める「都市強靱化プロジェクト」を発表しました。
「都市強靱化プロジェクト」は、東京都が今後直面する危機として、風水害、地震、火山噴火、電力通信の途絶、感染症の5つに絞り、2040年代までにインフラの整備やデジタル技術の活用などの対策を強化するものです。
2022年12月23日 14時11分 TBS NEWS DIG
この話題です。
東京は世界一危険!?
世界の中でも有数の都市である東京ですが、実はまだまだ脆弱な部分が多く残されているのが現状なんですね。
密かに私が進めている、東京のコンクリートジャングル化には程遠いくらい、昭和時代の古い木造住宅が密集して残っている地域が点在していたり、海抜ゼロメートルという地域も意外と多いです。
そんな東京では、一度災害が発生してしまうと、予想以上の被害になってしまうこともあるでしょう。
また、相変わらず電柱に電線を張り巡らせている状況では、これも大きなリスクとなってしまう可能性がありますし、同時にネット環境も寸断されてしまうことも考えられます。
風、水の災害も
記事によれば、風水害への対策は、気候変動に伴って降雨量が1.1倍に増えると想定し、地下に水を貯める調節池を増やすなどの河川整備を進めるとか。
また、海面が2100年までに約60センチ上昇することを想定し、防潮堤を最大で1.4メートルかさ上げすることを計画しているそうです。
もちろん地震対策も
地震の対策は、2000年以前に建築され、揺れに弱い木造住宅20万戸の耐震化を新たに進め、木造住宅が密集している地域で不燃化を進める地域を広げるとしています。
記事によれば、今回のプロジェクトは2040年代までの実現を目指し、今後15兆円の予算を投入するということです。東京都は、「風水害が毎年のように起こっていて、現在の対策を強化する必要がある」「100年先も安心できる東京を目指していきたい」としています。
やっぱり東京にはRC住宅
となれば、今後の住宅は全てRC住宅に限定してしまう、くらいのことを行ってもいいと思うんですけど、やはりそこは大人の事情もあり、大手ハウスメーカーを排除することは難しいでしょう。
しかし、はっきりしていることは、耐震性、耐火性、断熱性、気密性、耐水性、耐久性など、その全てにおいて高い水準を発揮出来る住宅が必要とされているということです。
住まいづくりをお考えの方には、一時も早くRC住宅の検討を進めることをオススメいたします。