「発電するガラス」…だと? 未来は窓から電気が生まれるらしい
太陽光発電っていつのまにかこんなに進化してたんですね…。CEATEC 2024、パナソニックブースで見つけたのが、こちらなんと発電する窓ガラス。
こちら建材ガラスでペロブスカイト発電層をサンドイッチすることで、窓ガラスとしての機能と太陽光パネルとの機能を両立させた建材一体型のペロブスカイト太陽電池。
2024年10月15日 19時0分 ギズモード・ジャパン
デジタルイノベーション
今日のニュースは、本日から千葉県の幕張メッセで開催されているCEATEC 2024(シーテック 2024)という催しで、経済発展と社会課題の解決を両立する「Society 5.0」の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、「共創」によって未来を描くという趣旨だそうです。
この開催期間は、2024年10月15日(火)~18日(金)までだそうで、基本入場は無料です。デジタルイノベーションの総合展ということですので、時代の最先端を感じることが出来そうですので、ご興味のある方は足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
太陽光発電パネルの進化
さて、今回記事で取り上げられていたのは、窓ガラスとして使用できる太陽光発電パネルでした。
記事によれば、この製品は建築基準に適合したガラスでペロブスカイト層を挟むことで、そのまま窓ガラスとして。いや、発電する窓ガラスとして建造物に組み込むことができるとしています。
その性能は、最大発電効率は18.1%、単結晶型シリコン太陽光電池と並ぶ発電効率ですねー。しかもサイズや透過性、パターンはある程度調整できるのもペロブスカイト太陽電池のメリットということ。
20%透過にすれば透過光を落として発電効率が上がりますし、40%透過にすれば発電効率は下がるけど、透過性が上がるので見通しがよくなります。
条件が揃えば、なかなか面白い建材ではないかと思います。
最高級グレード
実は弊社では、二年ほど前からしばらく某化学メーカーさんと共同開発を進めていた時期があって、断熱材をメインに太陽光発電パネルの供給をお願いしていました。
その時に弊社の最高級グレードに採用を予定していたのが、窓や外壁に取り付ける太陽光パネルでした。
当時も光の透過率はいくつか種類があって好みや使用場所によって選ぶことが可能でしたが、建築基準法の基ではまだその運用に前例がない状況でしたので、確認申請時の解釈で意見の分かれるところも多かったようです。
これで垂直面への取り付けが認められるようになれば、太陽光パネルの使用方法にも自由度が高まって、面白い使い方が出来るようになるとイイですね。
もし、そんな使い方にご興味を持って頂けましたら、是非弊社までお気軽にご相談ください。