「良かれと思って」が汚れを悪化させる!? 玄関掃除で「やってはいけないNG行動」6選
玄関は「家の顔」であり、運気の入り口とも言われます。常にきれいに保ちたい場所ですが、実は良かれと思ってやっている掃除方法が、かえって玄関を傷めたり汚れを悪化させたりしていることがあります。
2025年12月15日 21時15分 All About
玄関の汚れ
そろそろ家のお掃除をちょっと本気で行おうかとお考えの方も多いことと思いますが、特に玄関は家の顔、運気の入り口としてキレイにしておきたい所だと思います。
一方で玄関では外から帰ってくる場所ということから、靴に付着した砂や泥、枯れ葉などのゴミも一緒に侵入してくることもありますので、ちょっと目を離していると結構汚れているものですね。
玄関掃除のNG行動
そんな玄関はどのようにお掃除をしたら良いのか、もしくはやってはいけないことNG行動はどのようなものがあるのでしょうか。紹介されていたのは下記の通りです。
NG行動1:天気の悪い日や夕方以降に念入りな水掃除をする
NG行動2:靴箱(下駄箱)の掃除をしない
NG行動3:傘立ての掃除をしない
NG行動4:いきなり水で洗い流す
NG行動5:玄関床洗浄に「強力なアルカリ性洗剤」を使う
これらのリストはNG行動の解答として書かれていたものですので、文字通りNG(行ってはいけない)行動です。
水気を残さない
少しだけ想像して頂ければ、どれも当然と言いますか、水を使う念入りな掃除を、時間帯や天候を考えずに行うのは避けるべきですね。
当然のことながら風通しが悪くなる夕方以降に水を使って掃除をすれば、水気が長時間残ってしまい、カビや嫌なニオイの原因になります。
靴箱も掃除を
記事にあったのは、玄関を掃除する際、靴箱の中を掃除せずに、玄関タイルだけを拭いて終わらせるのもNGです。
玄関掃除をする際は、まず靴箱の掃除をしましょう。靴を全て出して風通しを良くし、固く絞った雑巾で拭き掃除をしてからしっかりと乾燥させます。その後、玄関タイルの掃除をしましょう。とのことです。まあベテラン主婦さんにはあまりにも当たり前のことかもしれませんが、一応おさらいしておきましょう。
傘立ても乾燥させて
傘立てについてもありましたとおり、傘立ての底にホコリや水がたまり、カビが発生していることもあります。また、傘立ての底に水がたまった状態で傘を置いておくと、先端からサビが発生することもありますので、しっかり中まで乾燥させるようにしましょう。
水は最小限に
玄関をいきなり水で流すと言う行動もまたNGなんですが、これは高齢者を中心に以外と行っている方が多いもので、玄関を土間、イコール屋外と認識されているのかもしれません。
しかし、現代の住宅において玄関はすでに室内の一部ですし、それ相応の仕上げが行われていますので、いきなり水を流すのはNGですね。
記事にもありましたが、玄関には、靴の裏から持ち込まれた砂、土、ホコリなどの乾いた汚れが大量にたまっています。この乾いた汚れにいきなり水をかけると一瞬で泥状になり、タイルの目地や隅っこに入り込んで固着してしまいます。
さらに、玄関タイルの中には、水が引くように設計されていないものや撥水性が低いものもあります。水浸しにすると、水がタイルにたまったり染み込んだりし、カビや藻の発生、靴箱への湿気流入の原因になります。
洗剤も注意が必要
最後にあった洗剤を使うという行為、記事ではタイルや目地の頑固な黒ずみを落とそうと、強力なアルカリ性洗剤(油汚れ用など)を安易に使用するのは避けましょう。
玄関タイルには、酸やアルカリに弱い素材(天然石など)が使われていることもあります。性質の強い洗剤を使うと、タイルの表面を傷めたり変色させたりする可能性があります。
タイルの主な汚れは土や排出ガスなどの中性的な汚れなので、基本は中性洗剤で十分です。目地の黒ずみ(カビや水あか)には、弱酸性の洗剤を少量使う方が効果的かつ安全です。と書かれていました。
仕上げ別と十分な乾燥を
また、濡れた状態で仕上げると、玄関のタイルやたたきが湿った状態になります。この状態で乾くと、空気中のチリやホコリ、次に靴で持ち込まれる砂が、湿気によって表面に張り付きやすくなり、かえってすぐに汚れてしまいます。
玄関の床がどのような仕上げになっているかによって、そのお掃除方法も変わってきますが、なるべく天気の良い午前中に靴箱の掃除と換気をしながら、傘立てがあれば一緒に掃除をしましょう。
まずはほうきや掃除機で、砂、ホコリ、髪の毛などの乾いたゴミを徹底的に除去します。さらに汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた液でこすり洗いする。最後に少量の水で洗剤を洗い流し、乾いたモップや雑巾で水分を完全に拭き取るという流れが良さそうです。
冷え込みが厳しい折、無理の無いように行って気持ちよく暮らせると良いですね。





