悪質業者か…“無料点検”装う高額請求トラブルが急増 “法定点検のご案内”電話音声を入手
給湯器の点検を持ちかけ、高額な費用を請求するトラブルが急増し、国民生活センターが注意を呼びかけている。
「不信感しかない」築3年の家に“5年点検”の案内
イット!が独自入手したのは、悪徳業者とみられる相手からの電話の音声。そこには、次のようなやりとりが記録されていた。
2024年2月28日 20時22分 FNNプライムオンライン
悪徳業者
またもや新手の悪質業者が暗躍しているようです。
世の中には、悪知恵の効く人間が一定数存在していて、持てる能力を人道に反する形で使用して不当に利益を得ているケースがあり、もちろん法的な対応を進めているところもありますが、イタチごっことなっているようにも思います。
私的には、このような住まいに関するメンテナンスも、しっかりと国の認可を得た業者にのみ取り扱いをさせる途か、消費者がそれを簡単に確認出来るようにするとか、クーリングオフは当然のこと後からでも解約できるとか、または悪質業者の名簿を公表するなど、消費者保護の策を行って欲しいと思います。
実際のやりとりは
記事にあったのは、悪質業者と一般家庭の電話音声が記録されていたということで、そのやりとりが公開されていました。
女性オペレーター:私、給湯設備お客様サポートセンターと申しまして。
電話を受けた男性:あ、そうですか、はい。
女性オペレーター:法定点検になっておりまして、給湯器の設置から5年から10年に一度の義務化された点検のご案内になります。
電話を受けた男性:5年から10年・・・。まだ家建って新しいんですけど。まだ5年も経過していないんですけど。
女性オペレーター:給湯器をご購入いただいた際の情報を元にご連絡させていただいておりますので、何か…そうですね…。
女性オペレーターは、もっともらしい説明をしながらも、築3年の家だとわかると言葉に詰まってしまった。さらに男性が問う。
女性オペレーター:今回、各種メーカー販売代理店様からの委託で給湯設備の法定点検のご案内をさせていただいております。
電話を受けた男性:これはどちらから依頼されているんですか?
女性オペレーター:どこの代理店様からの依頼かというのは、私の手元の資料だけでは判断できかねます。
電話を受けた男性:うん、なんか信用できないな。
矛盾だらけの会話
なんとも怪しさ満点な会話なように思いますが、このような会話でも疑いを持たない可能性がある高齢者などが、狙われてしまうのでしょう。
記事では最終的に女性オペレーターは、法定点検を「販売代理店から委託された」と説明するも「どの代理店からの依頼かはわからない」と、話は矛盾していたそうです。
そしてこの電話を受けた男性によると、他にも大きな矛盾点があった。ガスの給湯器の点検という話だったが、男性の家はオール電化の住宅。男性は「ガスの給湯器はないですし、もう不信感しかなかった」と話されていたとか。
それはそうでしょうね。ガス器具が設置されていないオール電化のご家庭に、給湯器の点検と言っている時点で明らかにリストが違うわけですし、その出所も明らかに出来ないのは、アウトに違いありません。
丁寧で無料を疑え
他にも記事にあったのは「こうした電話自体が詐欺というわけではなくて、『丁寧な電話だから、無料で点検してくれるんだな』と思って呼ぶと、家に来た訪問業者が非常に悪質な業者」だと説明されていました。
また、国民生活センターによると、無料点検の後に「給湯器が劣化していて火災の恐れがある」などと迫り、約40万円の契約をさせられたケースもあったという。特に、被害が多いのが70代以上の高齢者だということ。
国民生活センターは、たとえ「無料」と言われても安易に点検を受け入れず、最寄りの消費生活センターなどに相談するよう注意を呼びかけていました。
弊社では、新築を建てられたオーナー様には、定期的にメンテナンスのご案内をさせて頂いていますが、点検自体はもちろん無料ですし、点検後の調整や補修についても10年までは基本無料です。
住まいに関する点検、補修、維持・管理、リフォームなどについては、家守(ヤモリ)の出来る工務店にお任せください。