【火事の原因、1位は何?】記録が残る昭和25年以来はじめて『電気機器』が出火原因最多 リチウムイオン電池等の扱いに注意呼びかけ
「タバコ」に「コンロ」。消防局に記録が残る出火原因の1位について、長年の歴史が変わりました。
和歌山市によりますと、記録に残る昭和25年(1950年)以来初めて、出火原因の1位が『電気機器』になったということです。
2024年3月15日 14時35分 MBSニュース
火災増えてます?
何となくですけど、今年は例年以上に火災のニュースが多いように感じますが、気のせいかもしれません。
しかしながら、いつも通り秋以降徐々に増え始め、2月3月は毎日、大小様々な火災に関するニュースが報道されていますので、もしかするといくらか麻痺してしまっていることもあるかもしれません。
和歌山市では電気機器が1位に
記事にあったのはなぜか和歌山市のデータで、和歌山市によりますと、記録に残る昭和25年(1950年)以来初めて、出火原因の1位が『電気機器』になったということです。
去年1年間、和歌山市では電気機器が原因で発生した火災が15件あり、そのうち7件がリチウムイオン電池など充電式の蓄電池によるものです。それ以外は、冷蔵庫や電子レンジ等の家電製品などだということです。
電気は安全という思い込み
和歌山市の方達に限らず、人はどうしても電気は安全と思い込んでしまう傾向があります。それはやはり炎が直視出来ないことから、危険を連想し難いということもあるように思います。
しかし、電気は間違いなく熱を出すこともできますし、出火または発火もしますので、その取り扱いと対策をしっかりと行なっておくことが大切です。
出火原因ワースト10
ちなみに、手元資料の総務省消防庁が発表した「令和4年版 消防白書」によれば、出火原因のワースト10は下記の通りでした。
1位 たばこ 3,402
2位 たき火 2,764
3位 こんろ 2,678
4位 放火 2,333
5位 電気機器 1,816
6位 火入れ 1,640
7位 放火の疑い 1,555
8位 電灯電話等の配線 1,473
9位 配線器具 1,354
10位 ストーブ 1,091
三つの特性と対策
実は、これらの出火原因を特性別に仕分けしてみると、電気関連の問題、人間の過失、自然災害の三つに分けることができます。
しかし、これら火災の原因の多くは対策を行うことで予防できるものですので、ひとつづつ確認しながらしっかりと対策を行なっておきましょう。
火災は一度発生してしまえば、人命を始め、自然や文化遺産など、失えば二度と取り戻せないものを焼き尽くしてしまう恐れがありますし、大切なコレクションや財産も失ってしまうかもしれません。
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